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エンジェル隊・ツインスター隊「『まきますか?まきませんか?』」
薔薇乙女からのダイレクトメール
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次話
「フォルテさん、ちょっといーですか?」
部屋の中から
蘭花
(
ランファ
)
がある紙を持って出てきた。
「なんだ?」
「なんか、私宛てに変なダイレクトメールが来たんですけど何か知りません?『まきますか まきませんか』って書いてあるんですけど……」
「まきますか…まきませんか……?あーーー!」
突然大きな声を出したフォルテに驚き、後ずさりしてしまった。
「な、なんですか?いきなり大きな声出して…何か思い当たることでも…」
蘭花が言い終わらないうちに、フォルテが他の隊員を呼び出す。
「なんですの?フォルテさん、蘭花さん」
「お前ら、昨日の紙は!?」
「え?ああ!昨日の『まきますか まきませんか』って書いてあった紙ですね!ちゃんとここに持ってますよ!」
「え、ミルフィーユの所にも届いたの!?」
「ええ、私のところにも…」
ミントも答える。
「エンジェル隊とツインスター隊の全員に来てるようですね」
ツインスター隊であるマリブがそう言う。
「で、どうするんです?これ、怪しいですよ…」
ちとせがマジマジと紙を見ながら問いかける。
「決まってます、返信なんてするわけないじゃないですか。もしホイホイ返信なんてしてヴァニラさんが大変な目にあったら…」
「面白そうですし、お返事を出して見ましょう!」
「無視かよ」
ノーマッドの言葉を華麗にミルフィーユはスルーした。悪意があるわけではなく、ただ天然なだけなのだが。
「そうですわね。物は試しと言いますし」
「さんせーい。じゃ、みんな『まきます』を選ぶの?」
「あったり前じゃん!ええっと、選んだら……」
「この紙の指示の通りにして、待ってみよう」
「いや、人工精霊とか言ってる時点でどう考えてもヴァカとしか思えません…」
「机の…引き出し……」
「え?ああ、ヴァニラさんが言うなら私は何も言いませんよ」
そうして、自分の部屋に戻り指示に従った。
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