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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
15 復讐〜The beginning of the end.
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鬼が明希とパチュリーとか言う魔法使いとその家族には手を出さないで欲しいと言ってきた。契約ではないので断ることが出来るのだが、そこはあえて約束を守ることにした。そうしないと私の願いに影響すると思ったからだ。
それから何年か過ぎ、明希とパチュリーという人物が海にいるということを吸血鬼から聞き、実際に視てみることにした。手を出す出さない以前に、今更ながらその二人を見たことはないのだ。吸血鬼の方は行きたがっていたが海は苦手らしく着いてくることは無かった。
私は偶々やっていたショーに飛び入り参加させてもらった。いやはや、こんなところでマジックを披露出来るとは思わなかったよ。目的を忘れてマジックをするのに夢中になって二人が偶然、私のショーを見に来た時は焦った。
慌てて、しかしポーカーフェイスで二人に近付いた。パチュリー君の方は寝ていたが明希君と話すことは出来た。
なかなか有意義な話で楽しむことが出来た。
約五年後、儀式の準備が整い私は吸血鬼の従者を引き連れて学園に乗り込んだ。そこで偶然……いや、ここまで来れば何か因縁か宿命があるのかも知れない。また彼らに出会った。
彼らは私に向かって魔法を放って私を止めようとしてきた。始め、私は彼らをどうこうするつもりは無かった。しかし、儀式の時間が迫るにつれ、私の心は焦りと期待と待ち遠しい心で一杯になり、段々と彼らが目障りになってきた。
儀式はもう少しで出来るから約束なんてもう守る必要なんてないし、何よりも儀式の時間に影響しないかと不安になり怒り、焦っていた。殺して魔力を奪うのも良いと思ったので、私は隠し持っていた剣で彼らを皆殺しにすることにした。
近くにいたパチュリー君を刺そうとしたが明希君がそれを庇った。問題無い。どうせ皆殺しだ。
吸血鬼が見張りにつけた従者がうるさかったので彼女も切り裂いた。だが、体術を得意とするだけあって即死まではいかなかった。
そこに明希君とパチュリー君の父親らしい人がやって来た。同時に儀式の準備が整ったので、私はいよいよ私の体質を治す儀式を始めた。
膨大な魔力が私の中を流れるのを感じる。私の体質が魔力を打ち消すが、私に流れ込む魔力の量は圧倒的で打ち消すことが追い付かなくなって、やがて私の魔力を消す体質が改善された。
私は歓喜し、私の儀式から逃れた彼らに向かって魔法を試すことにした。だが、いきなり魔法が上手くいくわけがなく、逆に反撃を受けてしまった。しかし、私の体質が魔力を打ち消した。
これは私も驚いた。完全に魔力を消す体質は無くなったと思っていたが、どうやら治ったのは私の魔力を打ち消しすことだけらしい。
これは都合がいい。私は魔力を使えるが相手の魔法は効かないということだ。
今は魔法は使えないが降魔館(紅じゃないのはわざと)に帰ってから練習すれば
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