第18話 どうしよう?
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は俺が友達をたすける番だァー!」
そういうとつくねは突進するがカウンターでもどされる
「つくね?大丈夫?」
「しっかりしろ!」
「今度は俺が…」
無意識に美優の肩を掴もうとした
だけどふいにズレてロザリオに手がひっかかり
それが外れた
パキン
禍々しい妖気が解放された
「ロザリオが…外れた?」
「な、なんだ?この禍々しい妖気は」
そこにはさっきとは違う美優の姿が
「赤い瞳に、銀髪、まさかバンパイアァ?」
怒りに満ちた表情、赤い瞳、栗色から銀髪へ
普段優しい表情の美優がかわっていく
「よくも…大切な友達を…やってくれたな….」
「姉さん?」
「欲しいんでしょ?私たちが….行くよ?モカ」
「ああ。姉さん….やられたぶんはかえさないとな」
モカも美優の妖力にこたえるように力を解放する
「お前もバンパイアか?朱染モカ!(なんなんだこいつら!?
俺が震える?バカな!?」
「ほら、きなさいよ」
「こないのか…. ならこっからいく!」
二人は同時に走りだしとびあがった
「え?」
小宮は動くことすらできなかった
「身の程を」
「知りなさい!!」
ふたりは同時に小宮の腹に飛び蹴りをいれ、小宮は吹っ飛び
崖に激突した
「つくね、 ありがとう。 うれしかった」
さっき小宮を蹴り飛ばした表情とはぎゃくに
ロザリオをはずしていてもさっきとかわりない美優さんがいた
「わたしも礼を言う ありがとう」
「モカさん…美優さん…」
するとそこへ
「おまえらー!」
ミナト先生だ
「HRに来ないし、いきなりサボりかとおもってきてみれば…」
「違うのよ….ミナト…これには…」
「ああ、全部みていたよ まあ仕方ないから見逃してやるけど、
ところで美優….覚醒できたのか?」
「あっうん。 つくねがとっさにロザリオを外してくれて…」
「キレたときは昔からかわらないな…おまえは」
「へ?」
美優さんが不思議そうに反応した
「まあいい、青野もわかったろ?この2人は友達が人間だろうと
妖だろうと関係なく大切する、 そういう奴なんだよ
だからお前もそういう男になれ! 帰るぞ」
そういうと先生は気絶している小宮を担ぎもどっていった
気がつくと美優さんはロザリオをつけ栗色の髪と優しい顔にもどり、
モカさんと一緒に肩をかしてくれた
これが妖怪の友達…
人間も妖怪も違いはないんだ
そうおもった瞬間だった
次は俺が守りたい
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ