転校生は幼なじみと転生者……です。
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今が旬のケーキ屋である。
そんな銀河甘隊の主力商品は「さぁ、兄さん又は淑女達よ!我輩達のロールケーキはスゴイよぉ!買うがいい!」という筋骨隆々の肉体にピチTを合わせてその逆三角な身体にはどう見ても小さすぎるエプロンと腰には模造刀を提げているチーフパティシエのギム・ギンガナム代表取締役の宣伝が有名でその文句に恥じない絶品で木箱に入った1日生産量が限定50本の[ギンガナムおじさんのこだわり高級ロールケーキ(1本2400円)]である。
そして、現在本音が食べている物は1日生産量が5本しかない幻の[銀河甘隊・超限定ロールケーキG(1本8000円)]である。こちらの箱は漆塗りである。
「うむむ……?ぷはっ、はるちーんはきーが利くね〜。」
「本音ちゃんは手のかかる小さい妹みたい。もうちょっとしゃんとしたらどう?」
「むぅ〜っ……はるちーんもうちのお姉ちゃんとー同じこと言うの〜?本音ちょっとショック〜。」
「私がなぁに?本音。」
「んむぅ〜?あ、お姉ちゃんおかえり〜お勤めごくろーさまー。」
べしっ。と、鋭いチョップが本音の脳天に突き刺さる。彼女の姉こと虚は春奈に向き直り礼を言う。
「春奈さん、いつもありがとう。あなたに本音の仕事まで押し付けてしまって……」
「春奈でいいですよ。それに気にしないでください。私も善意でやってるだけですから。」
春奈は伸びをひとつしつつ立ち上がると楯無のいる会長席を向く。
「楯無さん。私はこれで失礼します。フリーダムの調整がありますので。」
「わかったわ。お疲れサマー。」
楯無の言葉を聞いた春奈は踵を返すと生徒会室を後にして第2整備室に向かう。
その道中で彼女に新たな出会いがあるとは知る由もないが。
春奈が後にしたあと書類整理を引き継いだ楯無は1枚の書類に目が止まる。
「七ノ瀬天地……男性操縦者?」
●
○side春奈
生徒会室を後にした私はIS学園が第2整備室に向かっています。
ここ最近、生徒会での多忙な業務の合間を縫ってフリーダムの調整をしています。
一夏はセシリアの辞退によりクラス代表に就任して、現在第2アリーナで特訓中です。
クラス代表戦に向けてセシリアのコーチングを受けています。
一夏は現在、マニュアル操作の上達を目指してシューター・フローの基礎と円状制御飛翔の特訓をセシリアにコーチングを受けているのです。
あれが出来れば制御能力も確実にあがりますし射撃動作も覚えれると言うことでセシリアにお願いしました。
明日は格闘訓練を箒ちゃんに手伝ってもらうことになってます。
……まぁ、私が見るほうが早い気もするのですが今は自分の事で手一杯なんですよね。
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