留守番
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をやったりとかか」
「結構いろんな仕事があるんですね。あ!そういえばこれ見ましたよ!」
そう言って美羽が取り出したのは俺が取材を受けたことのある雑誌だった。
「何でそんなもの!?」
「祐理さんが買ってきたんですよ!自慢の兄だって言ってましたよ!」
書道家って自慢になるのだろうか?謎だ。
まあ、そんな雑談をしながら昼食も終え、おのおのの時間を過ごしていたが気が付くと祐太は寝ていた。
「叔父さん、宿題見てくださいよ!」
祐太が寝ている横でテレビを見ていたが不意に美羽が声をかけてきた。
「宿題?宿題ねぇ…」
「そんな面倒だみたいな顔しないで下さいよぉ」
「ああ、分かった分かった、ちょっと見せてみ」
そういうと美羽が教科書を渡してくれる。中身は数学…いや、小学生だから算数か。
「へえ、最近の小学生は結構難しいことやってんな」
「もしかしてわかんないなんてことないですよね?」
「大人をバカにするなよ?」
まあ、小学生の問題を教えられないわけもなく普通に美羽が分からないところを教えていく。といっても一、二問あるかないかだが。
「叔父さん教えるの上手いですね!すごく分かりやすかったです!」
「そりゃなによりだ」
そういうと美羽は部屋へと戻って行ったので俺はテレビへと戻る。
美羽の宿題をみてからどれくらい時間が立ったかは分からないが今度は美羽がひなと空を連れてきた。祐太は未だに寝ている。たたき起こしてやろうか…
「叔父さん、一緒に買い物行きませんか?」
「買い物?面倒くせえ」
「もう、そんなこと言わないで行きましょうよぉ、お父さんや祐理さんはいつもついてきてくれますよ?」
それは遠まわしに信吾さんや祐理の代わりにいるんだからついて来いと言ってるのか?ならそれは今ここで寝てるアホ弟に言え。
「おいたん、ついてこーい!」
まさか三歳児に命令される日がくるとは思わなかった。しかも俺の服にへばりついて離れねえし。
「ああ、もうくっつくなって!」
「これはもう行くしかないですね?」
結局、行くというまでひながはなれなかったので仕方なくついていくハメになった。後で祐太を殴ると心に秘めて。
☆★☆★
「あ、お父さん!それに祐理さんも!」
買い物を済ませ、いざ帰ろうという時にたまたま信吾さんと祐理に会った。二人も帰る最中らしい。
「ぬ!貴様、何者だ!うちの可愛い三人をたぶらかして何がねらいだ!」
「はぁ?」
などと訳の分からないことを言いながら信吾さんが掴み掛ってくる。
「ちょ、いきなりなんだ!?」
「やめんかこのバカ亭主!」
と、祐理の一撃(拳骨)が振り下ろされ信吾さんが頭を押さえる。祐理の拳骨は痛えか
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