第六十五話
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と行こうぜ、蛇野郎。もうお互い、十二分に探り合っただろ。こっから行うのは、ただの殺し合いだ」
「・・・そうだな。いいだろう、小僧。全力で相手してくれる!」
そう言いながら、蛇は姿を変えた。
「・・・オイオイ、その姿はなんだよ?さっきまでとは全然違うじゃねえか」
「フン。キサマが言ったのであろう、神殺し。ずいぶんと動きづらそうだ、と。確かにその通り。故に!我はもう一つの姿で相手をすることにした!」
目の前にいるのは、先ほどまで相手をしていたでっかい蛇ではない。
むしろ、日本で地震と言われて、真っ先に思いつく姿だ!
「さあ、雌雄を決しようぞ神殺し!」
「・・・ああ。その前に、今度こそ名を名乗る気はないのか?」
俺の中では、もうこの神の正体はつかめている。
今、目の前にある姿。これさえあれば、最初から分かってたのに・・・!
「俺は神代武双。神殺し・・・カンピオーネだ」
「・・・よいだろう。その技の冴えに敬意を賞し、わが名を名乗ろうではないか!」
そんな神様じゃないと思うんだけどな、こいつは。
そして、その神はようやく、その名を名乗った。
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