伍_週刊三途之川
七話
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ろそろ時間」
廊下の奥の方で、番組の関係者らしき男性の声がマキを呼んだ。
ミヤコは何となくその方を見ていると、その男性が何やら数人と話し合いを始めたのが見えた。
テレビ局の人も忙しそうである。
ミヤコは就活を始めた頃に、こういう世界で働くことも少し考えたこともあった。
マキと小判はまだ論争している。
「マキさん、ほら、早くしないとあの人がこっちへ来ましたよ」
「マキ!収録が終わったら取材するからな、勝手に帰るんじゃねえぞ」
「もう、ほんとに面倒臭い・・・・・・」
「ねえ、君さ」
「えっ、はい?」
いきなり声をかけられ、ミヤコは声が裏返った。
マキを呼んだ男性がわざわざこちらへ来たのは、ミヤコが目的だったらしい。
「アイドル、やってみたくない?」
「・・・・・・はい?」
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