暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0598話
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れだと駄目か」

 黒の騎士団が持つ、ある意味で最強の対KMF兵器であるゲフィオンディスターバー。サクラダイトに干渉してKMFの動きを強制的に止めるという、まさに反則的なシステムだ。ランスロットのような第6世代以前のKMFは、このゲフィオンディスターバーの対策が施されていない。もちろん個別に対処させるのは無理ではないだろうが、どうせならより性能の高いKMFで設計段階からゲフィオンディスターバー対策がされている機体の方がいいに決まっている。

「ヴィンセント……いや、ヴィンセント・ウォードとガレスだな。エースパイロットにはヴィンセント・ウォードを。一般兵士にはガレスを与えれば問題は無い筈だ」
「……了解した。多少難しい注文だが、姫様の為なら」
「うむ。頼むぞギルフォード」

 ギルフォードの言葉に、コーネリアが満足そうに頷く。

「で、サクラダイトはともかく、それ以外の機体はホワイトスターでキブツを使って組み立てた方が早いんだろうが……レモン、ゲートは1つの世界に2つ設置可能か?」
「無理ね」

 逡巡すらなく、即座にそう告げるレモン。

「理由を聞いても?」
「専門的な話はともかく、簡単に言えば1つの世界に2つ以上のゲートを設置するとお互いが干渉し合ってリュケイオスとのリンク装置が切断される事になるのよ。それと、マーカーに関しても干渉してリュケイオスでギアス世界の座標を特定する事が出来なくなるわ。ニーズヘッグに使っているものはアギュイエウスのシステムを使っているから問題は無いんだけど」
「ギアス?」

 ギルフォードが俺の言葉に不思議そうな顔をするが、この件に関しては後回しだな。今はゲートシステムをどうにかしないと。

「そうなると、現在ギアス世界に設置してあるゲートを別の場所に移すということになるが……それは?」
「そっちに関しては問題無いけど、ゲートシステムを一時的にしろ閉じるとなると当然こっちとのリンクは途切れるわよ?」
「つまり?」
「例の如く時差が起きる可能性があるわ」
「……なるほど」

 そう言われても以前程深刻にならなくても良くなったのは、やはり時の指輪のおかげだろう。他のメンバーと死に別れる可能性があるのは変わらないが、それでも俺の恋人達3人だけはいつまでも待っていてくれている。そう信じる事が出来るからだ。

「そうなると、なるべく時差を少なくする為には量産型Wにでもギアス世界に現在設置しているゲートを停止させて、次の瞬間に新しく設置する場所で俺が新たにゲートを展開する……ってのがいいのか?」
「そうね。それなら大丈夫よ」

 となると、ゲートを新たに設置するのは新国家の樹立後。具体的に言えば黒の騎士団が蓬莱島に移った後だな。

「一応聞いておくけど、他にも何かゲートシステ
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