コードギアスR2
0598話
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そろ立ち上がったらどうだ?」
「……了解した」
やはりギルフォードにしても、主君であるコーネリアをそんな視線に晒したくはなかったのだろう。苦虫を噛み潰したような表情を浮かべつつも立ち上がる。
「すいません、姫様」
「気にするな。……アクセル、お前もテーブルについてくれ」
ギルフォードが立ち上がった事により、周囲の視線も徐々に外れていく中でコーネリアに提案されて頷く。
元々俺がここに来たのはこの2人に合流する為だから、それを拒否する筈も無い。
紅茶とサンドイッチの盛り合わせを店員に頼み、コーネリアの隣へと座る。
特に断りもないままの行動だった為かギルフォードが一瞬ピクリとしたが、コーネリアが何も気にしていないのをその目で見た為だろう。特に何を言うでもなくギルフォードもまた席に着く。
「で、結局何だってあんな騒ぎを起こしたんだ?」
「私は向こうの世界で、ユーフェミア殿下の悪名の広がりを阻止出来なかった」
……なるほど。ギルフォードにしてみれば、大事な主君が可愛がっていた妹の件だ。その悪名の広がりを阻止しようとするのは当然だろう。
だが、全国……いや、全世界にTVで放映をしてしまった以上はそれをどうにかする方法も無かったという訳か。
「あまり気にするな。お前にはまだ言ってなかったが、それに関しては考えがある。きちんとユーフェミアをああいう行動に走らせた理由は公表させてもらうさ。その為の新国家だからな」
「そう言えば、ホワイトスターに戻って来てからすぐに別行動だったから聞いていなかったが、そっちに関してはどうなっている?」
紅茶の入ったカップを口に運びながら尋ねてくるコーネリアに、小さく頷く。
「ギルフォードには言ったと思うが、問題無く進んでいる。黎星刻もきちんとこっちに協力を約束したしな。やっぱりメギロートの性能をその目で確認したのが効果があったらしい。……ギルフォード、ブリタニア軍ではメギロートに関して把握しているか?」
そんな俺の問いに、微かに首を傾げるギルフォード。
「メギロートというのは、巨大な虫型の機体という認識でいいのか?」
「そうね。私達の主戦力と言ってもいいでしょうね」
ギルフォードの問いに答えたのは俺ではなく、いつの間にか俺のすぐ後ろにいたレモンの声だった。ついさっき魔法球で別かれたばかりのレモンに、思わず尋ねる。
「……レモン? どうしたんだ? シロガネの改修に取り掛かるとか言ってたのに」
「あのねぇ。すっかり忘れてたみたいだけど、寝る前にKMFの改造で話があるって言ってたじゃない。それを聞き忘れたのを思い出してわざわざ来て上げたんでしょ……で、そっちの色男がコーネリアの騎士?」
チラリ、とギルフォードへと視線を向けて尋ねてく
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