第8話 話しあい
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パイアと比べて異常な高さだ。
「辛かったら止めてもいいのよ、亞愛……」
一瞬、苦しそうに顔を歪ませる亞愛。しかし、次の瞬間には無表情を張りつけた。氷のような雰囲気を漂わせて。
「――もうじゃれ合いはここまでにしましょう。アカーシャさんとともに死になさい!」
手刀を構えた亜愛が地を這うように駆ける。時空間でアカーシャのもとへ回り込み、アカーシャを抱えて跳躍した。
下段から振り抜かれた手刀が床を易々と切り裂く。やはり、あの次元刀とやらが厄介だな。
間合いが切れたところに着地すると俺は質問した
「あれは、妖怪特有のなんかの技?」
「ええ。 妖術よ 。もうわかってると思うけどあれは厄介よ」
「じゃあ、あれを使うかな…」
「ミナト?」
「喧嘩にしちゃ行き過ぎてるからね それにまだ誰も死ぬとこじゃないから 離れててね」
「もうお話しはいいの?」
「ああ。」
(さっきと目が違う?三つの巴文から刃のように…)
「どうせ死ぬんだもの 少しくらい待ってもいいわ」
「あいにくここでは死者は出さない予定なんだ 後で話し合いだ」
「家族でもないあなたと?」
「確かに家族ではないが、友として話したい」
「友ね… 嬉しいけど あなたは人間 少しかわったね」
たしかに俺は人間だ この世界の人間とはかけ離れているが
「さて、久しぶりに修業をしてやる 九尾まではつかわないが、忍をなめるな?」
「……後悔させてあげる」
先に動いたのは亞愛だ 次元刀を構え振りかざす
「ふっ」
俺はなんなくかわす
先程よりも鋭い駆け出し。瞬く間に懐に入り込んだ亜愛は低姿勢から延び上がりながら首に抜き手を放ってくる。
首を傾けて回避した俺は転身しながら重心を落とし、足払いをかける。
「百刃繚乱!」
斬撃がミナトを直撃する
「な?すり抜けた?」
「さっきみたよ 次元をずらす術 俺の時空間も同じよいにすれば…」
「厄介な術ね それもその目のおかげ?」
「するどいなあ 正解だ それとあともう一つ…」
「?」
「みたものの術を自分の物としてもあつかえる こんな風に」
そういうとミナトは百刃繚乱を亞愛にむけた
「くっ! 私と同じ威力!」
「次の対応が全くだめだな」
組手を繰り出す
蹴り、突きが亞愛を襲う
が、彼女の戦法でもある中国拳法で対峙している
その言葉に反応したか、さらにスピードがはやくなった
さっきより早いな… 油断するとヤられるな…
そして見えない角度から刃が振り下ろされる
しまった…
「もらった」
次に戦慄が走るのは亞愛だ
完全に捉えたはずが
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