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魔法少女リリカルなのは〜転生してうちは一族になりました〜
第二話「初陣」
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は天に」
「そして、不屈の心は!」
「そして、不屈の心は---」
ガアアアアアアッ!!
「きゃ!?」
言われた通りに繰り返していたら、黒い生物がめり込んでいた道路から抜け出して、詠唱中の私達を襲ってきた。
「ま、まずい!危ない!」
気づいたときにはもう、黒い生物は私に向かって突っ込んできていた。
私は恐怖のあまり思わず目を瞑る。
けど恐怖以上に脳裏に浮かんだのは、いつも不機嫌そうな顔をした黒の長髪の友達の姿……
お願い……助けて!アオグ君!
「螺旋丸」
ガアアアッ!?
「……え?」
もうダメだと思ったその時、私とフェレットの前にオレンジ色の右目の所に穴が空いた変なお面をつけた人が降りてきて、手に浮かんだ不思議な丸い物を黒い生物にぶつけて、黒い生物を大きく弾き飛ばした。
(……可笑しな声を頼りに出向いたら、まさか後輩がフェレット抱えて化け物に襲われてるなんて、ホントに漫画のような出来事だな)
ある程度状況を把握した俺は座り込むなのは達の元へ向かう。
「大丈夫か?」
「は、はい……あのアナタは?」
「お前何言っている?俺は……あ」
自分の今の姿を見て思い出す。
今の俺の姿は、大の大人だ。
それに顔バレ防止に面も着けており、仮に顔を見られても
顔立ちも小4のあどけなさのあるガキのものから変わり、成熟したものに変わっている。
自分の知り合いだと気づくはずもないか。
「あ、あの……」
「……まぁいい。それより子供はさっさと逃げろ。奴は俺が始末する」
「えっ!?で、でもそれは……」
「あなたはいったい!?もしかして、魔導師なんですか!?」
「魔導師?いや、違う。俺は魔導師ではなく……ん?」
……ちょっと待て。
今の声なのはのものじゃなかったよな?
なのはの胸の辺りから聞こえてきたような……
「もし、魔導師でしたら僕に力を貸していただけないでしょうか?」
声の元を辿ると、なのはの胸元でフェレットが喋っていた。
NARUTOで言う口寄せ動物みたいなものか?
「そうか……お前があの声の……」
「僕の声が聞こえていたんですか!?」
「あァ……それよりお前たちは早くここから−−−」
ぐおおおおおおおおおおお!!
「さっきから騒がしいぞ畜生が」
フェレットと話していると黒い化け物が俺達目掛けて突っ込んできた。
いい加減奴の耳障りな咆哮にはうんざりしてきたいたので、正面から蹴り飛ばした。
「ふぇぇぇ!?」
「驚いてる場合か。早く逃げろ」
「逃げるわけにもいかないんです!あれは魔導師が封印しないと止めることはできないんで
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