暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜転生してうちは一族になりました〜
第二話「初陣」
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学校が終わり、塾通いのなのは達3年仲良しトリオと分かれた俺は、学校帰りに適当にコンビニよって弁当を買ったら家に帰る。
一応自炊は出来はするが、今日は作るのが面倒だがら弁当を食べることにした。

「ただいま」

我が家の玄関のドアをくぐってただいまと言いわしたが、当然誰もその一言に応える人間は誰もいない。女神1人居なくなっただけで、騒がしかった室内がこうも静かになるとは……やはりアイツは騒音女神さんだったようだ。

[…助けて!]

「?」

コンビニで買ったしょうが焼き弁当を食ってたら、何処からもなく声が聞こえた。
はっきりと耳に聞こえたことから最初は家の中に誰か忍びこんだのかとも思ったがそういったものではいことに直ぐに気付く。

「こいつは心伝身の術の類いか?」

NARUTOの世界で登場する山中一族の心伝身の術か考えたが、この世界に忍術を使える人間は俺しかいない。
まったくのイレギュラーの存在にどう対処するか考える。

ああ、面倒だ。
関わらないの一番だ。

[助けて!]

「……うるさい」

面倒ごとぽっいから関わらないことを決め込んではいたが、いつまでも頭に響く声がだんだんと耳障りに感じ始める。聞こえなくしたいなら早い話が、自分から声の主の居る場所に行ってとにかく黙らせればいいんだ。

こんな声が夜まで耳に届けば、オチオチ寝てもいられない。
適当に支度をすませ、声の聞こえる場所に向かうため、家を出る。


声を頼りに道を歩いて行ったら、公園の中の林にたどり着いた。
しかし、辺りを見回しても、人っ子1人見当たりはしない。

あんだけうるさかった声もいつの間にか感じられなくなっていた。


夕食を中断してまで出向いたのにもかかわらず、収穫ゼロ。


骨折り損のくたびれ儲けだな。


「……はぁ……」

ついため息が出てしまうが、今更後悔しても仕方ない。
散歩がてら林の中のマイナスイオンを吸いに来たと思えばいいんだ。
自分をそう納得させ、俺は直ぐに家に戻った。



だが……まだ事は何も終わってはいなかった。



その日の夜。

シャワーを浴びた後、ベットの上で寝癖がつかないよう髪を一つ結びにしているとまた、あの声が
聞こえてくる。

「またか……」

徐々に声は頭の中で直接話し掛けて来ていることもあって、騒がしくなっていき、無視をするほうがきつくなってきた。

面倒くさかったが、ここまでくれば声の主を今度こそ見なければ逆に気分が悪い。

渋々エマージェンシーコールに応えることにする。

もしほっといて後から巻き込まれる事になれば、それこそ厄介だ。

火種は小さいうちに消すに限る。
変化の術を使い、暁の衣を
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