邂逅
竜と蛇の謎
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
(ゾンビーの話は本当か、幽霊船を操る海の怪魔を竜王が召喚したのか?
私がイシュトの話に夢中になっているのを妬んで、邪魔した訳ではあるまいね)
(クラーケンが現れたら馬鹿を言ってる余裕は無いですよ、私にだってわかりますとも!
些か面白くない事は認めますが、ならず者みたいに埒も無い法螺を吹く気はありません!!)
(嫉妬している訳でもないだろうが、相変わらず彼には冷たいね。
それで、ケイロニア軍の状況は?)
(グインは自力で目覚め、ギールから夢の回廊に関する説明を受けました。
下級魔道師を総動員して兵士達を起こし、ゾンビーを焼き払っています)
(カラヴィア軍や聖騎士団、ケイロニア軍の別働隊に奇襲の気配は無いか?
夢の回廊を展開した念波の痕跡に、竜王の気配は混ざっていないか?)
(他の班は魔道の気配を察知しておらず、厳重に警戒中。
グインの周囲に感知された念波の残滓は、中原では確認された事の無い物です)
(無人島で遭遇した光の船について、イシュトヴァーンの話が聞けて良かったよ。
リンダにも聞いたが女性の話と云うのは、現実と空想の境が曖昧な場合が多くてね。
古代機械に似ていると言ったリンダと異なり、イシュトヴァーンには光の球に見えた。
精神接触の際にグインから受け取った心象も、光の球と光の船の類似性を指摘している。
光が下部に移動した後、手足の無い巨大な赤ん坊の様な存在が姿を現しつつあった様だ。
残念な事に時間が限られていたので、グインと詳細な意見交換は出来なかったのだがね。
入神状態のリンダは飛び立つ寸前の種子を至高者と呼び、5タルザンの猶予を得た。
リンダが王太子アモンと対面した際、レムスを通して竜王が語った内容とも符合する。
ヒプノスの術で現れた竜王が語った、ガング島の地下洞窟に存在していた《神の種子》。
ガング島と思われる無人島の洞窟で、グインとリンダとイシュトの見た光の球。
その内部に潜んでいた巨大な赤ん坊の様なものが《神の種子》、《フモール》とすれば。
スカールが禁断の地グル・ヌーで見た様に、星船の最奥部に本体が宿っていたのか?
竜王の言を信じれば超越者の種子は、王太子アモンより遥かに無性格であったのだね。
時至らずして飛び立ち、消滅してしまったそうだが何か痕跡が遺されていないのかな。
無人島とヤーンの塔、グル=ヌーの他にも星船か古代機械が隠されているかもしれない。
アグリッパは星船が飛び立ったと明言しているけれど、他に何か言及していなかった?)
大導師は星船が何処へ飛び去ったのか、どうなったのかを明らかにしていません。
まさかと思いますが星船の目的地は、ヤンダル・ゾックの故郷だったのでしょうか?)
(私に聞いても知らないよ、大導師
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ