第7話 想い
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いということはその話の信憑性は確かな者だということなんだろうか。
「私の夢は世界を手にすること。そのためには伝説の真祖の血が、力が必要なの。そう、三大冥王首領――もう一人の真祖であるアカーシャ・ブラッドリバーの血がね」
かつて忍世界を破滅に追い込もうとしたマダラだな あれは
真祖ってのはまああっちでいう、千住かいやはや六道みたいなもんか
まあ一緒だな
三代冥王もきいたことがある
詳しくはしらないが、戦乱の世を収めた三人に大妖怪…
それがアカーシャさんとはびっくりだけど…
「アカーシャさんは後悔していないの? 萌香を家から追い出したことを。大方、私の正体を知っての対応なんだろうけど、正直意外だったもの。あなたたち母娘は何があっても離れないって思っていたから」
目を伏せる亞愛の顔にはある種の感情が浮き上がっていた。
「いつも一緒にいて、当然のように支え合って、誰よりも深い絆で繋がっているようだった。ずっと、羨ましいって思ってた……」
それは、羨望。亞愛の過去に何があったのかは知らないが、今の発現から考えると、ずっと家族を欲していたのだろう。ここに家族がいるのに、なぜ気が付かないのか……。
「……萌香はね、すごい難産で、生まれてきた時は殆ど死んでいたのよ」
な?
「死んでた?」
「そう、その時初めて神様に祈ったわ、『私の事はどうでもいいから、この子だけは助けて下さい』ってね。その思いは何も変わっていないの、当然美優もね」
そっとわが娘を抱きしめる
呆気にとられていた亞愛が小さく笑みをこぼした
そう言って笑って美優を抱きしめたアカーシャが綺麗だった
「そうね、私も萌香のことは大好きよ。あの子と一緒にいると不思議と暖かい気持ちになるの」
「貴女にはよく懐いていたものね」
クスクス笑うお袋に亞愛もカラカラと笑う。
「是是(そうそう)。性格は違うのに相性は逆にピッタリでね! まあ、兄様には敵わなかったけど」
すまない ホントに
「だから感謝しているの、あの子を避難させてくれて。本当はもっと早くに行動するつもりだったけど、萌香のことを考えるとどうしても二の足を踏んでしまった。その結果、気が付けば一年以上も経っていたわ。だって――あなたがここで死んだら、萌香が悲しむもの」
壮絶な冷たい笑みを張りつけた亞愛が強烈な殺気を発する。あまりの強さに、クナイを抜き、思わず戦闘態勢を取ってしまいそうになった。慌てて心を落ち着かせる。
(あいつ…ホントに)
(まあ、落ち着けクラマ、まだ話の最中だ)
突然でてきたクラマにもおどろいたがまだ話しはおわってない
アカーシャは気にした風もなく変わらない笑みを浮かべてい
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