第6話 地下の先祖
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でしょ……。なんで私が家を出なくちゃいけないの? 私が地下のあれを見たから!? 言いつけを破ったから!?
「違うわ。……このことは前から一茶さんと相談して決めていたことなの。すでに預け先も決めてあるわ」
どうして……お母さんと姉さんは私が嫌いなの……? 私が邪魔だから、そんなこと言うの……?」
お母さんはなにもいわずわたしの首からかかるロザリオに手を伸ばした
「美優からあなたに送った護りのロザリオ、これに私の妖力をいれればあなたの力になるばすよ」
でも、これだけは信じて。私はあなたを一度も嫌ったことも邪魔だとも思ったことは無いわ。私はあなたに普通の女の子として幸せになって欲しい……。だから、今はお別れをするしかのないの。いつか全部を話せる日が来るまで、今は何も聞かないで」
そう言って私の手を握るお母さん。
信じたかった。だけど、姉さんのことや地下の真祖のこと、さらにはお母さんに家を出るように言われたことで、私の頭はすでに一杯一杯だった。
――だから、私はお母さんの手を振りほどいてしまった。
「モカ!」
私は居てもたってもいられなくなり、部屋からとびだした
「待ちなさいモカ!」
姉さんと母さんが追いかける声がした
でも…
正直わからなかった私は 姉さんと母さんのホントの思いが
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