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ロザリオとバンパイア 時空の狭間で
第5話 誕生日
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こと。萌香お姉さまの式神にどうぞ!」


ハイテンションの心愛に合わせ西洋剣に変身する蝙蝠のこーちゃん。頭は良いらしいが?


「お、重――ッ!」

「そうそう。欠点は体重が百キロあることよ。ご飯よく食べるの」

 試しにモカが持ってみると、あまりの重さにガクッと剣を取り落としそうになった。
バンパイアは力の大妖と呼ばれる種 されど100キロの重さではこどもでも
かなり負荷がある
心愛は例外としてw

「あ、ありがたいけど、遠慮しとくよ。こいつは私より怪力のお前向きだし、もうお前に懐いているようだしな」

声にならないショックを受けた心愛は体育座りをして落ち込む刈愛の隣に同じく座りこむ。ここだけ負のオーラに満ちているな……。モカもフォローする俺の身にもなって欲しい


「次はわたしー♪ 母さんと作った守りのロザリオ♪」

美優とモカは双子だが、日付の時間の都合で昨日は美優、今日はモカの誕生日だ
昨日も盛大にパーティーがありモカからもらったロザリオをつけている
モカのよりはちいさいがこれも護りのロザリオだ

「わあ♪ かわいい♪ ありがとう美優姉さん 、ロザリオだからお揃いだね♪」
モカは笑顔でロザリオをつけた


「ん〜、じゃあ私のは気に入ってくれるかな〜?」

 じゃーん、と取り出したのは一着の深紅のドレスだ。思わず見惚れる萌香はさっそく試着する。

「萌香ちゃん素敵!」
「お姉さま、きれー……」
「モカ♪かわいい♪」

「可??! とってもよく似合っているよモカ!」
 モカのドレス姿に見惚れる姉妹。確かに深紅のドレスがロザリオと、そしてモカの銀髪とよくマッチしており、本人の愛らしさを前面に押し出している。

「どう……かな、ミナト?」

なんの捻りもない言葉。しかし、そんな言葉にモカは嬉しそうに微笑んだ。再び胸の奥の何かをかき立てられる。


おっと俺もプレゼントを

「最後に俺だな。俺からのプレゼントはこれだ」

 懐からラッピングされたケースを取り出す。ワクワクした顔で受け取った萌香は早速、包装を解いた。

「これは…指輪?」

 中に入っているのは銀色の指輪に鎖を通したものだ。

「Por Tous Jours (ずっと / フランス語)と表にほられてあり、裏には
時空間クナイと同じ術式がしるされてある
ずっと護って行くという意味をこめて まあロザリオと被っちゃったけど、
大きくなったら指にはめたらいいよ サイズはすぐにかえれるから」


 モカは愛おしそうに指輪を撫でた。

「ありがとう、兄さん、みんな……。とっても嬉しいよ、ありがとう……」

 心の底から嬉しそうに微笑むモカの双眸には涙が溢れていた。亞愛たちが萌
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