『第三十八話』〜いきなり4vs1って卑怯じゃね?〜
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。最後のカードはある意味脅迫なので使わなくてよかったのは助かったのだが、どうして受けた?
「月詠が言う通り我々は主はやてに心配をかけているのだろう。そしてそれはこれからも続くはずだ。もしここで拓斗に遅れを取るようならこの先うまくいかないだろう。なに、ここで拓斗を倒し蒐集の手伝いをさせればいいだけの話だ」
「……わかった」
「シャマルとザフィーラもそれでいいか?」
「「えぇ(あぁ)」」
シグナムの考えで三人も納得したようだ。
俺の事は蒐集の手伝いにするつもりか。なんというか想像より……
「俺の事は蒐集の手伝い程度でいいのか? 軽くても口を割らないように死なない程度に痛めつけられるぐらいの覚悟はしてたが?」
「なに、お前にそんなことがあったら主はやてが悲しむ」
「そうか?」
「そうだ」
やっぱ、こいつらはやての事が大好きなんだな………
「そうと決まればさっさとやってやる!」
ヴィータのその言葉で4人の服がバリアジャケットに変化する。それぞれが構え戦闘準備完了のようだ。
「まぁーそう焦るな。少し移動するぞ」
「はぁ? 何言ってんだよ? シャマルが結界張るからどこで戦っても一緒だろ?」
「えぇ。そう簡単に壊れるような結界じゃないんだけど」
「万が一だよ。もし何かの拍子ではやてにばれたらどうすんだ?」
と言ったが、これは建前だ。ここで結界を張って戦ったら、なのはに気づかれるかもしれん。今なのはに知られたら後々大変なことになる。
「……わかった」
「よし、じゃあそこを動かないでくれ」
そう言う瞬間、俺達五人を囲うようにヘキサ式の魔法陣を展開する。
「なっ!?」
「なんだコレ!?」
「慌てるな。俺がやった魔法だから
空間の巫女よ 我は世界を越えるもの それは点と点 天と天 転と転 繋げ 結べ 結え『空前絶後』」
詠唱を終え、辺りは俺の魔力色の光に包まれた。
全体side
「…? ここは、何処だ?」
強い光に瞑った目を最初に開いたのはザフィーラ。
そこは綺麗な草原が広がっていた。
遠くには森や大きな山が見え、
「少なくとも地球じゃない」
「だめ、地球の座標が掴めないわ」
「つまり、それほど離れた世界だってことなのか!?」
シャマルの発言にヴィータが驚きの声を上げる。
「ようこそ、決戦の舞台へ」
ヴォルケンリッターが声の聞こえた方に目を向けると、そこには守護服に身を包んだ拓斗がマントをなびかせ立っていた。
「月詠…此処は一体…
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