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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第三十三話 明日
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ラの悪い癖だよそれ!!』
キラ『ん?』
アスラン『キラは何でもやる前からどっか諦めてる気がするんだよな!!もっと自信持てよ。キラだってやれば出来るんだからさ!!』
キラ『そんな…僕にはアスランみたいな才能はないよ…』
アスラン『例えば…ほらあれ!!天才的裏技プログラミングとかさ!!』
キラ『ええ〜っ、あんなのお〜?アスランだってあんなの邪道だって言ってたじゃないか!!』
アスラン『い…いいや!!キラには絶対プログラマーの才能あると思うよ!!俺には思い付かないもの…あんな裏ルートがあるなんて…』
キラ『そ…そっかな…』
アスラン『でもあれじゃ、キラ本人にしか扱えない代物だけどな…』
キラ『えへへへ〜…ええ!?』
アスラン『ちょっと待て…今、何て言った?』
キラ『え?だから鳥』
アスラン『鳥ぃ!?授業の課題なんだからもっと簡単なのにしろよ!!』
キラ『え?駄目?可愛いと思うんだけど…首傾けて鳴いて…飛ぶんだけど…後スラスターを付けて宇宙を飛び回れるようになれば最高だけど…難しいかな?』
アスラン『当たり前だ!!首傾けたり空を飛んだり鳴いたりするんだろう!?俺にだって簡単じゃないぞ!!それをマイクロユニットが苦手なキラに二週間で作れると思ってるのか!?まさかまた俺をアテにしてるだろ!!!?』
キラ『ゔっゔっ…ゔっ』
アスラン『今度という今度は絶対手伝ってやらないからな!!』
キラ『ううう…分かってるよお』
アスラン『キラ…』
キラ『アスラン…』
アスラン『これ…』
『トリィ…』
キラ『アスラン!?』
アスラン『首傾けて…鳴いて…肩に止まって…飛ぶよ…本当に戦争になるなんてことは…無いよ。プラントと地球で…避難なんて意味ないと思うけど…キラもそのうちプラントに来るんだろ…?』
アレックス「…っ」
キラとの思い出を巡らせる度に涙が溢れ、流れていく。
ナオト「アレックス」
アレックス「!?」
ナオトの声に反応し、前を向くとコックピットのハッチが開いており、ナオトの姿が目の前にあった。
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