コードギアスR2
0597話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いんだろう、という程度にしか理解出来ていない。
それを告げると、2人共が苦笑を浮かべる。
「まぁ、アクセルの理解で間違ってないからそれでいいと思うわ。ねぇ、レモン?」
「確かにそうね。とにかく話を戻すわ。バリオン創出ヘイロウを解析していったんだけど、どうしてもネオ・グランゾンのものと同スペックのまま小型化する……というのは無理だったのよ。その為に機能を限定して小型化したバリオン創出ヘイロウを、T-LINKフレームで覆ってニーズヘッグに装備させたわ。性能そのままに小型化するとなると、何らかの技術的なブレイクスルーが必要でしょうね。つまり結果的に言えば、ネオ・グランゾンが使っていたブラックホールクラスターはともかく、縮退砲そのものはニーズヘッグで使うのは不可能よ。ただし、ネオ・グランゾンの胸部パーツに関しては別で、こちらで解析して小型化したものをグラビトン・ランチャーに上手く組み込む事が出来たわ」
余程の自信作なのだろう。悪戯っぽい笑みを浮かべてそう告げるレモン。
「つまり、今ニーズヘッグに装備されているのはグラビトン・ランチャーじゃなくて……」
「正解。今のニーズヘッグに装備されているのはバリオン創出ヘイロウ、グランゾンの胸部パーツ、グラビトン・ランチャー、そしてこれまでに私達シャドウミラーの重力系技術の蓄積を融合して作りあげた、グラビトン・ランチャーよりもより濃厚で濃密な重力波を発射するブラックホール・ランチャーとでも呼ぶべき代物よ。それとついでという訳じゃないけど、グランゾンから得たデータとバリオン創出ヘイロウを使って、今までニーズヘッグに使っていたグラビコン・システムがより性能を上げたわ。機体重量は15tから10tまでの減少に成功したし、同時にグラビティ・テリトリーもより強固になっている筈よ。そして、同様にブラックホールエンジンの出力も以前に比べて上がっているわね」
「……つまり、重力系のシステムや武器は軒並み性能向上したと考えてもいいのか?」
さすがにレモンの言葉に驚きを感じつつ、そう尋ねる。
「ええ。重力系の技術に関しては、外からだけとはいってもグランゾンのデータを収集できたのが大きかったわね。時間もあったし、シロガネの設備でかなりのデータを得られたわ」
レモンが嬉しそうに笑っている横では、マリューもまた同様に笑みを浮かべている。
技術班としては思う存分、知識欲や好奇心の赴くままに解析をしたのだろう。
「ブラックホール・ランチャーの試験は……してないか」
「と言うよりも、出来ないわね。少なくてもこの魔法球の中じゃどんな被害が出るかちょっと予想出来ないわ。もしやるとするのなら、最後に説明する武器も含めてどこか他の世界でやってちょうだい」
「……最後の武器?」
ブラックホール・ラン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ