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転生とらぶる
コードギアスR2
0597話
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辺まで小さくなっている。そしてネオ・グランゾンの時は頭部よりも大きかったのだが、その大きさが縮んだせいでバリオン創出ヘイロウと思しき物の一番上は、ニーズヘッグの頭部より低い場所に存在していた。
 まるで俺に見せつけるように……いや、実際にそういう意図があるんだろうが、ニーズヘッグが乗せられている台座のような物が回転しているので背後を見る事も出来るのだが、ニーズヘッグの高機動力を支えているツイン・ドライブ――T-LINKフライトシステムを覆うようにして大型のテスラ・ドライブが1基。そしてそこから伸びている小型のテスラ・ドライブ2基の合計4基のドライブ――を囲むような形でバリオン創出ヘイロウと思しき物が組み込まれていた。

「……これは……」

 俺の呟きと同時に回転していた台座が止まり、機体の正面を俺の方へと向けてくる。
 その機体から発せられる威圧感、あるいはプレッシャーといったものは改修前と比べると明らかに上がっていた。それも多少どころでは無いくらいに。
 そんな俺の状態を見て満足したのだろう。レモンとマリューが笑みを浮かべながら口を開く。

「さて、そろそろ機体の説明に移りたいんだけど……いいかしら?」

 レモンの問いに、無言で頷く。

「まず、基本的な機能は改修前とは変わらないわ。操縦感覚も同じでいい筈よ。けど、見て分かる通り、背中のバリオン創出ヘイロウ。これに関して説明するわね」

 レモンの言葉に、改めて炎を象ったようなパーツへと目を向ける。

「やっぱりあのパーツはバリオン創出ヘイロウなのか? ネオ・グランゾンがネオ・グランゾンたりえるとまでシュウが言っていた」
「うーん、その答えだと50点といったところね。正確に言えばあのバリオン創出ヘイロウは、ネオ・グランゾンの物とは大分違ってるの」
「……何?」

 思わず尋ね返した俺に、レモンは笑みを浮かべながら説明を続ける。

「そうね。まずはそこから説明しましょうか。そもそもバリオン創出ヘイロウというのは、ネオ・グランゾンが使う武器のブラックホールクラスターや縮退砲を使う為には絶対的に必要な機構だと考えてちょうだい。細かい説明をしてもアクセルは分からないと思うから簡単に言うと、バリオン創出ヘイロウというのはその名の通り重粒子バリオンを創出、生成させて莫大な出力と質量を発生させているのよ。それを使ってブラックホールクラスターや縮退砲といった極大の質量を操る武器を使用しているの」

 レモンの言葉に微かに眉を顰める。
 技術者や科学者でもあるレモンやマリューなら理解出来るのだろうが、そんな専門的な用語を色々と並べられても残念ながら俺には完璧に理解するというのは不可能だ。精々あのバリオン創出ヘイロウというのがないとブラックホールクラスターや縮退砲を使えな
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