暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第三十七話』〜出現! ヴォルケンリッター!〜
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てるな……自分達の立場が分かってないみたいだな。


「まぁいい、知りたきゃ教えてやる。周りをよく見てみな」


 四人組が回りを見回し始めた。


「…? なにかしらこれ?」


 一番最初に見つけたのは金髪の女か。
 他の三人もその方向を見ると、そこには光る一筋の線が。


「!? ここだけじゃない…辺り一面が……!!」


 それは一ヶ所だけでなく、辺り全体が四人を囲み、拘束していた。


「これは…ワイヤーか?」

「おしい。これは鋼糸と呼ばれる糸だ」


 俺がいた部屋から飛び出す際、必要になると思い持ってきていたのだ。案の定、使うことになったな。


「使い方次第でこのように拘束することもできるし、丸太を切り裂く事も可能な代物だ。……この意味が分かるな?」


 その途端顔が真っ青になる四人。


「なぁ、たっくん……」


 いきなり、後ろにいたはやてが俺の袖を引っ張る。


「はやて?」

「その人たち、私には悪い人には見えないんよ。まずは話を聞いてみよ?」

「話を? コイツ等はいきなり俺達子供二人に武器を、普通に殺せる物を向けたんだ。殺されたって文句は言えない」

「殺すって……そんなのアカン!」

「例えだ例え。殺すわけないだろうが」

「……せやな、そんなことせーへんよな」


 おい、何だ今の間は。


「たっくん」

「分かってる。その前に、質問に答えてもらうぞ」


 俺は鋼糸を掴んだまま四人に問う。
 すると、獣耳を生やした人(でいいのか?)が口を開く。


「我等は主を護る守護騎士ヴォルケンリッターだ」

「ザフィーラ!?」


 この男はザフィーラというのか。


「構わん。それにこいつは信用に値する。もし我が逆な立場なら同じことをしていただろう」

「なるほど。守護騎士ね。主を護り主の盾となり、主の剣となる者。そんな者が急に現れて俺だけならまだしも、主が傍にいるのに攻撃を仕掛けるんだ」

「「「「うっ」」」」

「たっくん、もうええやろ?」

「あぁ、そうだな」


 俺が腕を一振りすると、四人組(ヴォルケンリッターだったか?)を捕らえていた鋼糸は全て解かれ、俺の元に集まる。


「……それ、魔法か?」

「いや、ごく普通の鋼糸術だ。練習すれば誰でもできるようになる」

「「「「「ウソ(や/だ/だろ/よ)!!!」」」」」


 ヴィータという女の子の問いに答えたらはやてを含めた5人全員に言われた。なぜだ?


「な、なぁたっくん?」

「どうした?」

「ねむなってきたし、今夜はもう寝よ? 詳しい話は朝にすればええやん
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ