第十五話
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、ショウキさんは突然頭を下げた。
「お前を囮みたいにさせて、怖い思いをさせてすまなかった!」
このまま行くと、土下座しそうな勢いである。
そうなる前に、私は慌てて口を開いた。
「い、いえ、もう終わったことですし……むしろ、巻き込んでしまってすいません!」
「いや、元々、最初から俺が言っておけば……」
それから数分間、両者の謝りループが続いて、終わった直後に二人して笑いあった。
「ハハハ……悪い悪い……じゃなくて、この話はこれにて終了!」
「フフ……はい!」
やっぱり、普段は楽しい人なんだな、と再確認する。
そして、ショウキさんは「よし!」と言って手をたたく。
本当に、この話は終わりだという合図だろう。
「じゃ、シリカ。アイテムストレージから《ピナの心》と《プネウマの花》出してくれ……ピナを、生き返らせよう」
ショウキさんのその言葉に、喜びと緊張がミックスした心境のまま、アイテムストレージを開いた。
青色の小さな羽根と、輝く花……《ピナの心》に、《プネウマの花》を取り出した。
「……《プネウマの花》の中の雫を、《ピナの心》にふりかければ良いみたいだ」
もう何度目になるかは分からないけれど、ショウキさんはメモ帳を読みながら説明してくれた。
……これで、これでまた、ピナに会える……!
はやる心をなんとか抑えながら、こぼさないように、慎重にふりかけた。
すると、《ピナの心》である青色の羽根が、淡い光を出して輝き始めた。
まぶしかったけれど、私はその光から目が離せなかった。
そして、一際強い光と共に――
「ピナ…?」
――ピナは生き返った。
青色の羽根があった場所に、こちらを見て謝っているかのような表情を見せる、《フェザーリドラ》……ピナが立っていた。
「ピナッ!」
ショウキさんの前であるにも関わらず、私は泣いているんだか笑っているんだか分からない様子でピナに抱きついた。
その感触を確かめて、ピナが生きていることを再確認する。
良かった……本当に、ピナだ……
ピナを腕に抱えながら、私は今回の恩人、ショウキさんの方へ振り向いた。
「本当にッ……あり……とうござい……した……!」
泣いているせいで上手く声が出せない。
だけど、感謝の気持ちだけは精一杯伝うようとした私の言葉は、ショウキさんに届いたようだった。
「別に、お礼を言われるようなことはしてないさ……約束、だからな」
照れたように、そっぽを向きながらそう言ったショウキさんが少しおかしくて、私はクスリと笑った。
「ショウキさんは、これからどうするんですか?」
私が落ち着いて(今から考えると恥ずかしい……)から、私とショウキさ
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