第5話 エバルー屋敷
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はドアの方へと走り出した。
「ルーシィ!どこいくんだよ」
「どっかで読ませて!!」
「はぁ!?」
ルーシィは部屋から出た。その時エバルーは顔をきらめかせていた。
「作戦変更じゃ!あの娘は我輩がみずから捕まえる。バニッシュブラザーズよ!その小僧達を消しておけ」
そう言ってエバルーは床に頭を突っ込み、潜って何処かにいってしまった。
「……めんどくせぇことになって来たなぁ。ハッピーと武はルーシィを
追ってくれ」
「了解。行こうぜ、ハッピー」
「相手は南の狼の2人だよ!オイラも加勢する!」
南の狼で2対1になるナツをハッピーが心配するがナツは余裕そうな顔をして言った。
「1人で十分だ」
「あ?てめぇ!!ママに言いつけんぞ!」
「落ち着け、クールダウンだ」
「ほら、ナツもああ言ってるし早く行こうぜ」
「……ナツ!気をつけてねー!」
「おー!!ルーシィを頼むぞーっ!」
そう言って山本とハッピーは部屋から出て行った。
ナツ達と別れたルーシィは下水道で
風詠みの眼鏡をかけて本を読んでいた。
「まさかこの本にこんな秘密があったなんて………やっぱりこの本を燃やせないわ」
ルーシィは立ち上がる。すると……
「ボヨヨヨ………風詠みの眼鏡を持ち歩いているとは………主もなかなかの読書家よのう」
「ヤバッ!」
壁からいきなり出現した腕がルーシィの腕を掴んだ。
「さぁ言え、何を見つけた?その本の秘密とは何だ?」
「痛っ………ア………アンタなんかサイテーよ。文学の敵だわ……」
「文学の敵だと!?我輩の様な偉ーくて教養のある人間に対して」
「変なメイド連れて喜んでる奴が教養ねぇ………」
「我が金髪美女メイドを愚弄するでないわっ!」
「痛っ……いろんな意味で………」
「宝の地図か!?財産の隠し場所か!?その本の中にどんな秘密がある?言え!言わんと腕をへし折るぞ!」
「べーーー」
ルーシィはエバルーに向かって舌をだす。
「調子に乗るでないぞ!小娘ぇ!その本は我輩の物だ!我輩がケム・ザレオンに書かせたんじゃからな!本の秘密だって我輩の物なのじゃあっ!」
本当にルーシィの腕がおられそうになる。そこに……
「ぎゃあぁあぁあ!!」
ハッピーの飛び蹴りがエバルーの腕に直撃した。
「ナイス、かっこいー」
「ルーシィ、大丈夫か?」
「武!!」
山本がハッピーが飛んで来た方からくる。2人がきて安心するルーシィ。
「おのれ………」
「形勢逆転ね。この本をあたしにくれるなら見逃してあげるわよ。一発は殴りたいけど……」
ルーシィはエバルー
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