第五章 StrikerS編
第百五十八話 『決戦(2) ライトニングの攻防』
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な方法はあるわけありません。ドクターがしてくださる方法が最善なのです』
「デタラメを言うな! きっとあるはずなんだ!」
そこにエリオ君が叫びをあげる。
うん、そうだよね。きっとある! 信じなきゃ!
『うるさいですね〜? ルーテシアお嬢様、そんなガキどもなんてあなたには必要はありません。ぶっ殺しちゃってくださいな』
「でも…」
『あらら。迷いがあるようですね〜? でしたらその迷い、私めが無くさせていただきます』
そう言ってクアットロという戦闘機人はなにかを操作し出す。
するとルーテシア…ルーちゃんは苦しみだして、同時に魔法陣が浮かび上がり次々と虫型の召喚獣が姿を現す。
『さぁ、ルーテシアお嬢様! そのガキどもを殺してくださいな! そいつらはあなたの敵ですよ!』
「貴様!」
「ひどい!」
私とエリオ君が叫ぶが時すでに遅く、なにかの洗脳操作でも受けたのか、ルーちゃんは涙を流しながらも、
「あなた達は、私の、敵…!」
憎しみのこもった瞳で私達を睨んできた。
もう、どうすることもできないの…?
ルーちゃん…。
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・T・ハラオウン
合流したシスター・シャッハとアリシアとともに私とランサーはアジトの中へと入っていった。
道行く先々でガジェットに襲われるがそこはランサーが私達の魔力温存のために前で戦ってくれるのでとてもありがたい。
「おらぁッ!」
またランサーがガジェットの群れを破壊して前まで戻ってくる。
「弱ーくせして数だけはいやがるな…」
「そうだね、ランサー…」
「シスター・シャッハは大丈夫ですか?」
「はい。私は大丈夫です。フェイト執務官」
「アリシアはどう…?」
「うん! 私も大丈夫だよ。フェイトは気にしないで。それより一緒に任務ができて嬉しいよ!」
そうアリシアは言ってきたので私も「そうだね」と返した。
そんな時だった。
なにかの気配を感じ取り上を見るとガジェットが天井を破壊して私達に落とそうとしている。
そうはいかない…!
それで私達は即座にその場から離れようとしたが、シスター・シャッハがなぜかその場にとどまって足元を見ていた。
見るとそこには地面から手が伸びてきていた。
シスター・シャッハは即座に判断したらしくヴィンデルシャフトで地面を破壊して地下へと落ちていった。
心配したが、念話で、
《私の方は大丈夫です。そちらのことは任せました!》
そう言ってきたので私達は進むことにした。
だけど目の前からあの時戦った戦闘機人が歩いてきた。
「フェイトお嬢様。こちらに来たということは帰投ですか? それとも反逆ですか?」
「どちらでもない。あなた達を逮捕す
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