コードギアスR2
0596話
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かが流れ着く事もないからな。もっとも、そんな場所だからこそエキドナに出された条件にマッチしていたんだが」
なるほど。まぁ、確かにそれならしょうがないか。
「一応紹介しておく。こいつらは量産型Wという、一種の人造人間……正確に言えば人型の機械だと思ってくれて構わん。俺達シャドウミラーの無人機以外の主戦力だな。ちなみに人造人間だけに、能力はかなり高いぞ。コーネリア曰く純粋な戦闘力だけならグラストンナイツよりも上、だそうだ」
もっとも、グラストンナイツに求められているのは戦闘力以外にもコーネリアの親衛隊に近いものがある。つまり、礼儀やらその辺も重要視されている訳だ。そっち方面で競うとなると、恐らく勝ち目はないだろう。
いや、レモンの事だから疑似記憶や疑似体験辺りでどうにかするか?
「……なんと。さすがにこれは予想外だった」
量産型Wの被っているヘルメットを目にしながら、思わずといった感じで呟くギルフォード。
その様子を見ながら、量産型Wへと声を掛ける。
「こいつは俺達の仲間だ。次からこいつが1人で来ても攻撃をする必要は無い」
「了解しました」
「また、随分と物騒だな」
どこか呆れた様に呟くギルフォードだが、もしこのゲートシステムが破壊されたりしたら色々な意味で拙い事になる。特にリンク装置やマーカーの機能がどうにかなったら、ニーズヘッグの無い今、俺達は2度とこのギアス世界に来る事が出来なくなるのだから。
その後、ギルフォードを連れて無人島の山の中へと入っていく。出来ればこの辺にも道路とかを作ればゲートを使う時、便利になるんだが……折角カモフラージュとしてこんな無人島にゲートを設置したのに、その無人島の中に道路があったりすれば目立つ事この上ないか。
「……少し待ってくれ。木の枝が邪魔をだな」
獣道同然の中を歩きつつ、伸びている枝を折って後を付いてくるギルフォード。
……そうだな。コンクリートとかを作った道路とかは目立つかもしれないが、土を踏み固めて作った個人用の道なら見つかる可能性は少ないか。
ギルフォードが追いつくのを待ちつつ、そう考える。
とは言っても、いつまでもこんな無人島にゲートシステムを置いておくというのも色々と拙い。建国が完了したらそっちに移す……いや、待て。ゲートシステムを移すとか出来るのか? その場合は一時的にリンク装置が途切れる事になる。そうなると時差が生じるだろう。
あるいは、こっちはそのままにしてもう1つゲートシステムを……設置は……出来る、のか? 1つの世界に2つのゲートシステム。これが出来るかどうかは後でレモンに聞いておいた方がいいだろう。
そんな風に考えながら道無き道を進んでくと、やがて植物によってカモフラージュされた洞窟へと辿り着く。
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