曹操聖女伝第4章
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た。
その頃、曹操は東郡の?城に入り、此処を?州支配の拠点とした。その際、程c(字を仲徳)、郭嘉(字は奉孝)、于禁(字は文則)、曹昂(字は子脩)等が曹操軍の仲間入りを果たした。
そんな中、張?が袁術軍の進撃の事を曹操に伝えた。
「曹操殿、一大事で御座る!袁術の軍勢が我が陳留まで侵入して参りましたぞ!」
「おのれ袁術め、大事な私達の領地を侵されて堪るものか。よし!私自ら誅を下す!」
「ならばさっそく案内を―――」
だが、曹操の返答は張?にとっては意外なモノだった。
「いや、張?殿には曹嵩殿に引き返す様に伝えて頂きたい」
「曹嵩殿がこちらに?」
「そうだ。私が?州の刺史になったと聞き、曹徳を連れてこちらに向かってくるのだ」
それを聴いた張?は少々困惑した。
「曹操殿にとって曹嵩殿は父親のような存在だし、曹徳殿は可愛い弟の様な存在ではないか。なのにどうして?」
曹操が少し不安そうに話した。
「胸騒ぎがするのだ……不吉で邪悪な何かが曹嵩殿に迫っている気がするのだ」
曹操にそこまで言われたら、曹嵩を追い帰すしかない張?であった。
居城に戻った張?は、曹操とのやり取りの内容を伝え、曹嵩を追い帰す様命じたが、張超の反発を食らった。
「何ぃー?この大事な時期に何で兄上が曹嵩父子の接待をせにゃならんのだ!」
張?は項垂れながらこう答えた。
「仕方あるまい。今や曹操が我々の上司なのだから」
だが張超は引き下がらない。
「そもそも曹操は兄上の援助で大きくなった様なモノじゃないか!兄上は悔しくないのか!?あんな宦官の孫娘に先を越されて!」
張?は遂に怒り出して怒鳴ってしまった。
「黙れ!つべこべ言わずに曹嵩父子の所に行かぬか!」
だが、曹操が言っていた不吉で邪悪な何かは、曹操の予想を遥かに超えた速度で陶謙(字は恭祖)に接近していた。
「だ、誰じゃ!?」
人間に転生した魔王そのAは意に返さず自分の目を発光させた。すると、陶謙の眼は無機質なガラスの様な輝きをぼんやりと浮かべた状態となった。
「曹操は敵だ。曹操の義ファザーでAる曹嵩と義弟でAる曹徳を殺すのだ。ゴー」
陶謙は人間に転生した魔王そのAの命令にまるで機械の様な返答をした。
「ハイゴシュジンサマ。トウケンハソウソウヲコラシメマス」
それを聴いた人間に転生した魔王そのAは満足げに肯いた。それを見ていた配下の邪凶・常昊が一言、
「相変わらず凄いな!」
「僕を褒めてる場合ではナッシング。張角、蚩尤、そして董卓。どれも僕に敗けない実パワーの持ちオーナーでAったが 、ゴッド兵化した曹操にシンプルに敗れ去った。ならば正面からではなく曹操に裏切り者の烙印を押させまくるのだ」
人間に転生した魔王そのAの卑劣で極悪非道な作戦が中国大陸に多大な影響を与える事になる。
こん
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