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曹操聖女伝
曹操聖女伝第4章
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を誘き寄せる。曹操自身が先頭に立って陣頭指揮する事で兵士の士気を奮い立たせる効果もある。
その間に??の部隊が黄天軍残党の背後に回り込み後続部隊を壊滅させる。
そして、頃合いを図って二郎真君が黄天軍残党の頭領を説得するのだ。
「頭領、夏侯惇と名乗る男が城の前に来ております」
「なに?」
とりあえず二郎真君の許へ行く黄天軍残党の頭領。
「これ以上の戦いは双方にとって無益な筈、潔く降伏されよ」
「それは……本気で言っているのか?」
「ご不満か?」
「まあ、言われてみれば確かに無益だな。ただし、一つ条件がある」
「聞こう」
「城内の者には一切の手出しをしない事。この条件を聞き入れてくれるならこの首を差し出そう」
「大丈夫だ!曹操殿はそこまで邪悪では無い。私の誇りに賭けて曹操殿には一切の手出しをさせぬ」
「有難う、夏侯惇殿」
「参られよ」
黄天軍残党が全ての武器を捨てて降伏した。
「よくぞ降伏してくれた」
「この首一つで民と兵を助けられるなら安いものだ」
黄天軍残党の頭領の言葉を聴いた曹操はこう答えた。
「戦いは終わった。今日から我々は理想の国造りを目指す同志である。諸君には土地を与えよう!この?州が豊かになる様田畑を耕してくれ!兵士達は我が陣営に加わり、共に戦おうではないか」
曹操の懐の大きさに驚きを隠せない黄天軍残党の頭領。
「私は約束する!決して諸君を飢えさせないと!」
黄天軍残党が驚きながら話し合う。
「なんてこった」
「あんな素晴しい領主様と戦ってたなんて!」
「こんな事ならもっと早くに降伏すれば良かった」
「まったくだ!」
これを物陰で聞いていた人間に転生した魔王そのAが苦虫を噛み潰したかの様な顔をする。
(バッドテイストつまり不味いな……これ以上曹操が 育てば……僕はこの地上ワールドの支配者では要られなくなる!)
間もなく曹操は、降伏した黄天軍残党の精鋭兵30万人を支配下に置き、これを青州兵と名付けた。以後、青州兵は曹操軍の中核的存在となった。
旗揚げ以来、地盤も兵力も持たなかった曹操も此処に漸く袁紹達群雄の仲間入りを果たしたのだ。
時に曹操は36歳……なのだが、未だに肉体年齢と外見年齢が15歳の美少女のままであった。

袁術の配下の孫堅は豫州刺史であったが、初平2年(191年)頃、袁紹は周?を豫州刺史として派遣したので、孫堅と孫堅の主である袁術は周?・周ミ・周マと豫州を奪い合うこととなった。孫堅と袁術は周?・周マを敗走させた。
初平3年(192年)、袁術は孫堅を使って襄陽の劉表を攻めさせた。孫堅は、劉表配下の黄祖と一戦して打ち破り、襄陽を包囲した。しかし、襄陽近辺の?山に孫堅が一人でいる時に、黄祖の部下に射殺された。 これにより孫堅軍は瓦解し、敗残の将兵は袁術軍に吸収されることとなっ
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