第四話 決着と決意
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由花里は焦っていた
強烈な一撃を受けてしまった
そのせいでシールドエネルギーが大幅に減った
おまけに逆転された
由花里「まさか、逆転されるなんて…」
ジルベールの紅蓮業炎斬を受けて倒れていた由花里は起きながら言った
しかし由花里の闘志は消えていない
由花里「しかし、まだシールドエネルギーは残っておりますわ!行きますわよ『月夜』!」
と気合いを入れ直す由花里にジルベールは
ジルベール「その弓で戦う気か?」
由花里「え?そ、そんな!?」
なんと由花里の弓『月夜』が黒く焦げたようになっており、弦も切れて、おまけにフォトン刃も出なくなってしまった…そう、由花里は自分の得意武器を使用不能にされたのだ
ジルベールが先程放った紅蓮業炎斬は別名『武器殺し』とも言われて、超高温の炎と熱で武器を焼き斬る。ジルベールは最初から彼女の武器を狙っていたのであった
そして由花里は力が抜けたように顔をうつむいた
ジルベール「どうした?降参か?」
すると由花里はガンスラッシュをデバイスから呼び出し、装備した
彼女はまだ戦う気らしい…
由花里「わ…私は…」
さらに声の音量を上げて言った
由花里「私は負けるわけには…いかないですわ!私は…岬城家の子…常に勝ち続けなければなりませんの…だから…ここで…負けられませんわ!!」
ジルベールは思った…こいつは、由花里は家が放つ呪縛に囚われてると
家によって自由を奪われ、束縛されている
ナハト家はそんな束縛は無かった…
自由に生きろ…親が子供達に言った言葉だった…
ジルベール「それで…いいのか?」
由花里「?」
ジルベール「家に、束縛されて…自由に生きられなくて…君はそれで楽しいのか?」
由花里は目隠しを取った、彼女の目は澄んだ水色の瞳を宿していた
由花里「この目のせいで…私はいままで虐められていましたのよ!岬城家は、こんな目をしていると異端だって…そう言われ続けたんですの!!自由なんて…なりたくても出来ませんでしたわでも、それから解放するには、叔母様からこの家の当主になったら認めてやると言われて…だから私は勝って、常に上に立って、兄上達に認められて…」
そう言いつつ由花里は突撃した
由花里「だから、ジルベール・ナハト!貴方を討つ!」
強烈な突きを繰り出すが、ジルベールに弾かれ通じなかった…
ジルベール「この…馬鹿野郎!!」
そう言ってジルベールはダブルセイバーを二つに分け、二刀流になった。これがジルベールの改造武器なのである。ダブルセイバー状態と二刀流形態に切り替え可能になっている
そしてこの二刀流形態の名前は『赤炎双刀?暁(せきえんそうとう・あかつき)』
ジルベール「だったら、そんなの捨てろ!!」
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