コードギアスR2
0595話
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ではいかなかったが、新国家の御輿としてブリタニア皇族のオデュッセウスを据えるという発言も普通の者なら考えられる訳がない。例えば、そのオデュッセウスを身近に知っている人物から話を聞いていたりでもしない限りではな……な」
ふむ、この辺は星刻の深読みしすぎだな。確かに俺はオデュッセウスを国の御輿に据えようと考えているが、それは原作知識故だ。能力的にはシュナイゼルやルルーシュと比べるべくも無い程に低く、凡才と言ってもいいだろう。だが、本人の性格の良さやその穏やかな気性は他人に好かれる。原作でも中華連邦で行われた結婚式では天子を気遣っていたしな。実際に国を任せるというのは怖くて出来ないが、御輿的な意味ではこれ以上ない程に優秀な人物なのだ。
「アクセル、お前がコーネリアと繋がっているのだとしたら色々と納得出来る事があるのも事実だ。それにコーネリアはブリタニアでも有名な軍人。その戦力を頼りに出来るというのは正直ありがたい。例え、あのメギロートという機体があったとしてもな」
「……そうか」
俺の言動からここまでを推理するのは、さすがに星刻というべきなんだろうな。
まぁ、手を組むと決めた以上は俺の正体を知られてもそれ程問題は無い。最大の問題だったのは、俺という存在をブリタニアに対する交渉のカードとして使われる事だったからな。そうすれば当然俺の天敵とも言えるシュナイゼルが出て来るだろうから。
「さて。このままここにいてもしょうがない。そろそろエリア11に戻るとするか。まず無いとは思うが、さっきの戦闘で俺達があの丘にいたというのがブリタニアやEUに知られていないとも限らないしな」
「分かった。詳しい話については、総領事館で聞こう。お前の計画に関する事も、な」
星刻が頷き、その場から再び影のゲートで転移してからソルプレッサを使ってエリア11へと戻っていくのだった。
「ふぅ、影のゲートとかいったか。何とも便利な代物だな」
総領事館にある星刻の部屋で、感心したように呟く声が聞こえて来る。
「色々と不便なところもあるが、基本的には便利だな」
何しろ、転移魔法なだけに魔力の続く限りの距離を転移出来る。……まぁ、ネギま世界以外だと魔力の消費が激しいからそれ程使いたい放題という訳でも無いんだが。
だがそれでも、この世界やスパロボOG世界のように魔法が知られていない世界ではこれ以上ない程のアドバンテージを得る事が出来る。
「それで尋ねるが、具体的に行動を起こすのはいつになる?」
応接用のソファへと腰を下ろしながら尋ねてくる星刻の言葉に、空間倉庫から取り出したペットボトルの紅茶を放り投げつつ口を開く。
「いつ、とは正確には言えないが……そう遠くないとだけ言っておこう。1つの目安として、黒
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