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転生とらぶる
コードギアスR2
0595話
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問題はお前達に……あるいは、他に引き込んだ奴に任せる事になる」
「この世界の住人ではないというのなら、それもしょうがないのだろうな。これからよろしく頼む、アクセル・アルマー」

 ……何?
 思わず一瞬固まる。その口から、名乗っていない筈の俺の名前が出て来たからだ。
 何故だ、何故俺の名前を知っている?
 一瞬混乱するが、すぐに星刻が口元に浮かべている笑みに気が付く。

「フッ、これまで散々驚かされ続きではあったが、ようやく一矢報いたといったところか」
「……別に当てずっぽうで言っている訳では無い、か」

 呟き、握手していた手を離し、顔を隠していたバイザーを外す。

「どこで俺の正体が分かった?」
「何、それ程難しい話じゃない。アクセル、お前の言葉に色々とヒントがあったのだ。例えば、お前達の戦力の兵器は殆どが20m程度と口にしていたな。だが、少なくてもこの世界でそれ程の大きさの兵器を使用している組織は無い。敢えて言えばエリア18が試験的に作り出したバミデスとかいうのがあるが、これにしても動きは鈍重でとてもあのメギロートとかいう機体に繋がる機種だとは思えなかった。そしてそんな中で唯一と言ってもいいのが、エリア11の前総督に雇われていた傭兵だ。その傭兵はバミデスと同じような大きさの機体を操ったそうだが、その機体はバミデスと比べものにならない程の性能を誇っていたらしい。こちらの試算ではブリタニア軍のグロースターと同程度か、あるいは少し下なのではないかと分析されている。そして、他にも空を飛ぶというこれ以上ない特徴の機体。空を飛ぶだけならブリタニア軍でも実用化していたらしいが、それよりも前に確認されている20m近い空飛ぶ機体だな。その機体を使っていたのもコーネリアに雇われていた傭兵だったと聞いている。そして、その傭兵の名前がアクセル・アルマー。……何か付け加える事はあるか?」
「いや、無いな」

 なる程。俺自身が口を滑らせていた訳か。
 そう言えば、メギロートの話をした時になにやら考え込んでいたが……

「だが、よく傭兵1人の名前まで知っていたな」
「もちろん普通の傭兵なら覚えている事は無かっただろう。だが、その傭兵は大宦官の仕掛けた策謀を幾つも潰し、最終的にはブラックリベリオン時に派遣された我が国の艦隊すらも撃破している。中華連邦にとって危険人物としかいえないような存在の名前を覚えておくのはむしろ当然だと思うが?」

 確かにコーネリア直属の部下として動いていた時は、キュウシュウ戦役や、あるいはリフレインを使って操ったと思われるレジスタンス達、そしてブラックリベリオン時にこちらの隙を突くようにして出撃してきた中華連邦の艦隊を撃破している。こう考えると、確かに俺は大宦官の邪魔ばかりしているんだな。

「それに確信ま
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