第六十一話 日本シリーズその十五
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「相当なことをしてもですね」
「ばれないしね」
そもそもだ、悪事が表に出にくい世界なのだ。学校の中という閉鎖的な環境がそうしたことを隠してしまうのだ。しかも外に話は出にくい。
「ばれても何かと日教組が動いて」
「そしてですね」
「揉み消したり怪しい協力者も出たりするから」
プロ市民だの人権派弁護士がだ、こうした者達は日教組と思想的にかなり近く結託することもままあるのだ。
「中々ね」
「ヤクザ屋さんみたいに捕まらないんですね」
「だから余計によ」
そうした教師はヤクザより厄介だというのだ、それ故にというのである、
「近寄らないでね」
「わかりました、そうします」
「そういうことよ。とにかくシリーズは先生はどっちのチームの健闘も祈るから」
中日ファンとしてはそうなるしかなかった、そのうえでの言葉だった。
「いいわね」
「はい、じゃあそういうことで」
「お願いします」
日本シリーズを前にして軽音楽部もそれぞれだった、彼女達も賑やかな中で楽しいシリーズになることを期待してそのうえでそのプレーボールを待っているのだった。
第六十一話 完
2013・12・12
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