第三章
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部に連れて行きだった。そのうえで言うのだった。
「はい、あんた今から美術部員だから」
「えっ、僕が!?」
「そうよ。じゃあいいわね」
美術部の扉を開ける。そこには美術部員が何人かいた。その彼等にも言う優子だった。
「新入部員連れて来たわ」
「えっ、新入部員って!?」
「誰、それ」
「はい、彼よ」
左手で引っ張っていた玲を彼等の前に突き出したのだった。
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