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転生とらぶる
コードギアスR2
0594話
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していたグロースターとサザーランドの集団の真横へと叩きつけられる。
 この場合、KMFが全長5m程度の大きさであるというのがある意味では幸運だったのだろう。頭部やコックピットには一切ダメージが無いままに、脚部だけがランドスピナー諸共にレーザーで切断されていく。その為、ほぼ全てのパイロットがコックピットブロックをKMFから切り離して本陣の方へと脱出していた。
 そのまま幾度となくサークル・レーザーが発射され、更には虫型の巨大な機体という見慣れない存在が混乱に拍車を掛け、碌な抵抗が出来ないままパンツァー・フンメルへと突っ込んでいったサザーランドやグロースターはその殆どが撃破されていく。
 ここにいたって、ようやくブリタニア軍もメギロートを明確に敵機だと認識したのだろう。後方から援護射撃を行っていた部隊の射撃武器全てがメギロートへと向けられる。
 だが、それは甘い。そもそもKMFの武器は同じKMFへと攻撃するために開発された物だろう。あるいは、最も装甲の厚い敵として戦車といったところか。基本的には機動力を重視しており、紙装甲といってもいいようなKMFを撃破するための武器がメギロートに……それも、幾多もの惑星を占領、あるいは殲滅してきた戦闘用AIの操る機体を撃破出来る筈も無かった。
 もちろん1発の被弾も無いという訳では無い。だが、どうしても被弾しなければいけない時は装甲の厚い部分で攻撃を受けて被害を可能な限り出さないようにしている。
 そして、次にメギロートが標的としたのはブリタニアの援護射撃部隊……では無く、EUのパンツァー・フンメル部隊だった。メギロートが最初に標的にしたのがブリタニア軍だった為に、どこの誰かは知らないが自分達の味方だとばかり思っていたのだろう。もちろん完全に警戒を解いた訳では無かったのだろうが、それでもブリタニア軍に対して攻撃しているのを見れば油断は起きる。……あるいは、未知の兵器であるメギロートに圧倒されていたのかもしれない。そして戦闘用AIはそんな隙を見逃さずにEU軍へと突撃していく。
 元々が射撃特化型のKMFだ。近接戦闘用の武器がある筈も無く、パンツァー・フンメルはメギロートに噛み千切られ、角で突き刺され、体当たりで弾き飛ばされ、あるいはサークル・レーザーを放たれて壊滅的な被害を受けるのだった。
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