暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0594話
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のリストを展開。メギロートを1機だけ選択する。
 すると次の瞬間には丘の上に全長10m程の虫型の機体が姿を現していた。

「これが、お前達の主力兵器……?」
「ああ。メギロートという。見ての通り虫型の機体だが、性能は昨日言ったように第8世代KMFと同程度のものを持っている」
「いや、だが……さすがにこれは……」

 言葉に詰まる星刻。まぁ、無理も無い。兵器と言えばKMFとなっているこのギアス世界では、虫型のメギロートはまさに異形にしか見えないだろう。……ジェレミアが使っていたナイトギガフォートレス――KGF――という存在もあるのだが、あの機体は一般的ではないしな。
 ……いや、待てよ? ギアス響団をこっちで占領すれば鹵獲出来るかもしれないな。V.V.が原作で使ってたし。

「これでも、うちの戦力の中じゃ小さい方なんだけどな。殆どの兵器は20m程度はあるし」
「……何?」

 俺の言葉に、ピクリと反応する星刻。何か気になる事でもあったか?
 そう思いつつも、大人しく俺達の前で待機しているメギロートへと視線を向けて口を開く。

「行け、お前の力を脆い人形共に見せつけてやれ」
「……」

 AIだけに特に何の反応もしなかったが、メギロートは丘の上へと浮かび上がり、そのまま真っ直ぐにブリタニア軍とEUが戦っている方へと向かって飛んでいく。

「空を飛ぶ兵器、だと? だとすれば……いや、そう考えれば確かに」
「どうした? メギロートにしてみればこの程度の距離はあっという間だぞ? お前自身が見たいと言った俺達の戦力だ。見逃してくれるなよ」
「……ああ。そうさせて貰おうか。お前達の……お前の持つ戦力をしっかりとこの目で確認させて貰おう」

 何かを呟いていた星刻だったが、すぐに双眼鏡を使い戦場へと視線を向ける。
 俺もまた素のままの状態で視線を戦場へと向けて、戦場の混乱する様をしっかりと視界に刻み込んでいく。
 まず最初に空を飛ぶメギロートに気が付いたのは、ブリタニア軍の後方で援護射撃を行っている部隊だった。この辺は、全機が射撃用であるパンツァー・フンメルと、近接戦闘担当の部隊がいる為に他へと向けている注意力の差だったのだろう。
 バズーカを持っているサザーランドの集団が、その砲口を向ける先で迷ったのだ。そして恐らく上官からの指示が出たのだろう。半数程が未確認機であるメギロートへと砲口を向ける。そしてEU側もようやく気が付いたのか、パンツァー・フンメルの両手に内蔵されている射撃武器の銃口をメギロートへと向ける。
 だが、その行動は遅かった。正確に言えばメギロートの射撃武器であるサークル・レーザーの射程を低く見積もりすぎたと言うべきか。
 まず最初に放たれたリング状のレーザーは、パンツァー・フンメルへと接近しようと
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