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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第41話 桃黒戦争決着!!どうしてこうなった?
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る様じゃ。ならばその辺りをゆさぶり、本心を引き出すのが良いか……。
「ふんっ!!
汝
(
なれ
)
では、主の事を何処まで理解できているか疑問じゃな」
「それって負け惜しみかしら? 私ほどギルを理解出来る人はいないわ」
女の顔は自信に満ち溢れておる。
「それは主の心を読めるからじゃろう」
「そ そうよ」
一瞬揺らいだな。ここから、更に踏み込む。
「主の秘密を知っているだけで、本当に理解していると言えるのかの?」
「理解しているわ」
揺らぎが消え、自信たっぷりに答えおった。どうやらこの部分は関係ない様じゃ。
「主の頭の中を覗いているくせに良く言うわ」
女の笑みは崩れぬな。主の頭の中を覗く事に、罪悪感は無い様じゃ。この様子では、主も頭を覗かれる事に嫌悪感は無さそうじゃ。ここが一番怪しいと思っておったのに……困ったの。
「まあ、コントラクト・サーヴァントしてしまえば、吾も人の事は言えぬがな」
女の心臓が跳ねおった。表情や所作に一切出さずに。如何言う事じゃ? 吾がコントラクト・サーヴァントをすると、この女に何か不都合でもあるのか? 考えられるのは契約の際の接吻か? 主の頭の中にこの女にとって不都合な物があるか? いや、これまでの話の流れでそれは無い。となると、この女の力とコントラクト・サーヴァントで決定的に違う物がある? そこに閃く物があった。
「じゃが
汝
(
なれ
)
と違って、コントラクト・サーヴァントでの契約後は、吾と主の間に秘密など存在せぬからの」
「それは……」
この女の心を読む力は、コントラクト・サーヴァントによる繋がりもはるかに強い。しかし、その力は何処まで行っても一方通行じゃ。
……やはり正解じゃな、女が動揺し始めおった。
「吾は汝の様に、主に秘密を……」
「ち 違う!! 違う!! 決めつけないで!!」
女の口から飛び出したのは、反論では無くただの感情であった。こうなれば勝負は決まったも同然じゃ。
「何が違うのじゃ? 一方的に、主の頭の中を覗いているだけのくせに」
女が「違う!!」と繰り返し、喚きながら頭を振る。
「明日にでも、主とコントラクト・サーヴァントするとしようかの。そうすれば
汝
(
なれ
)
は用済みじゃ」
吾が勝ち誇った様に言うと、女の動きが止まった。
「……ない」
女の口から何か言葉か漏れたが、かすれていて聞き取れぬ。
「……させない。絶対にさせないんだから!!」
コントラクト・サーヴァントを妨害する気か。それが発覚すれば、主に嫌われるのは目に見えておるのに……。
「主に嫌われたく無くば、止めておくのじゃな」
吾は余裕を持って答えたが、女は必死に逆転の
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