暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第41話 桃黒戦争決着!!どうしてこうなった?
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いましたが、前言撤回します。ベッドに横になって気付きましたが、もふもふ分が全然足りないのです。物凄く寂しいでのす。代替えの人形でも作ろうかな……。割と本気で。
−−−− SIDE ティア −−−−
如何してこうなったのじゃろう? 言わずとも、隣で呆けておるバカ女との喧嘩が原因なのじゃが、とても納得出来ぬ。
「おい。色ボケ。主の前だけでも取り繕う事を提案するが」
吾の言葉に、女が眦を釣り上げながら反応する。しかし、すぐに首を左右に振り冷静さを取り戻しおった。
「ダメよ。表面だけ取り繕っても、ギルにはすぐに気付かれるわ」
色ボケが顔を青くしながら、首を左右に振りおった。確かに主の様子から、隠し通せるとはとても思えぬし、そのような事がばれたら如何なるか分かった物では無いのは事実じゃ。
「何か代案はあるのかの」
「代案以前に、私達の折り合いさえつければ良いわ。それさえつけられれば、ギルが怒る理由は無いわ」
意外に冷静じゃ。状況も見えておる。どうやら吾はこの女を過小評価しておったらしい。……色ボケは撤回するべきか?
「どの様に折り合いをつける心算じゃ?」
「徹底的に話し合うしかないでしょう。私は妻として、貴方は使い魔として、お互い引き返せない所まで来ているし、……引き返す気も無いのでしょう?」
真顔で感情の無い答えを返して来おった。冷静……いや、もはや冷徹と言っても良い。吾の隠れた心をえぐり出した時が、まるで嘘の様じゃ。いや、今の方が本性じゃな。となると、この女にとって主への思いは、それほどまでに深く重いと言う事になる。
何れにせよ、色ボケは完全に撤回じゃ。この女は間違いなく、主の前では猫を被っておる。何故あのような猫を被っているか、聞き出さねばならぬがそれは後じゃ。
「当然じゃ」
「私は譲る気は無いわよ」
感情の無い声が帰って来る。やはり強敵じゃ。吾は油断せぬように、心を引き締めてかかる事とした。
2時間ほど話し込んだじゃろうか? 吾は先程感じた物が事実である事を知った。女は要所要所で、感情を露わにしおった。その度に首を左右に振り、深呼吸をして感情を落ち着かせておる。
所作や感情を露にする状況・言葉から、この女の性格や主をどの様に思っているか情報は集める事が出来たが、肝心の話は平行線じゃった。
(この女が主に向ける思慕は、凄まじいの一言じゃな。いや、もはや妄執と言っても良いかもしれぬ)
吾は忌憚なくそう思った。と同時に、何がこの女をここまで駆り立てるかが理解出来ぬ。それを理解出来れば、この話し合いで優位に立てるやも知れぬな。この女は主の心が読める事に、大きな自信を持っておる。と同時に、その事に大きな不安を持ってお
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