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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第41話 桃黒戦争決着!!どうしてこうなった?
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す。私の妻になるなら、ティアとの友好的な関係は必須事項と思いますが……」
カトレアが不機嫌な顔をして、そっぽを向きました。
「ティア。カトレアは私の妻になる女です。私の使い魔としてやって行くなら、カトレアとの友好的関係は絶対に必要です」
ティアの目が更につり上がり、眉間に深い皺が寄りました。
「私の言葉が理解出来たなら、仲直りの握手をしてください」
私の言葉に2人は、不承不承と言った感じを隠そうともせず握手をしました。すると握手の途中で、2人の顔が引き攣った笑顔に固定され、手を放そうとしないのです。不思議に思って良く見ると、お互いの手を握り潰そうとしていました。(ずいぶん体育会系な事をしますね)
私は溜息を吐くと「はい。それまでです」と言って、2人の手を放させます。手を放した後、カトレアが握手した手をさすっていたので、力はティアの方が強いみたいですね。しかし……。
「2人とも……」
埒が明かない事に怒りを覚えた私は、怒気を乗せた視線を2人に向けました。しかし2人は、視線を私と合わせようとしませんでした。
(本当に埒が明かないですね)
そう感じた私は、2人を抱き寄せます。
「ギル!?」「主?」
そのまま2人を担ぎあげると、ベッドから降り歩き始めました。
「ギル!! 降ろして」「主」
ティアは大人しくしていますが、カトレアは嫌がって暴れます。
「暴れると(頭から)落としますよ」
私の一言で、カトレアが大人しくなりました。流石に女性2人を担ぐとなると、鍛えているとはいえ10歳の子供の肉体では辛いのです。と言うか、担げるだけでも凄いです。(マルウェンの首輪のおかげですね)
「ギル。何処へ行くの?」
カトレアの質問を黙殺して、廊下に出て向かった先はカトレアに割り当てられた部屋です。そのまま部屋に入り、ベッドの上に2人を降ろしました。カトレアは私の頭の中を読み取ったのか、涙を浮かべ首を横に振っています。一方ティアは、訳が分からず不安そうな顔をしていました。
「カトレアとティアが仲良く出来ないなら、仲良く出来るまで私の部屋への入室を禁じます。2人は仲良くなるまで、ここで一緒に寝てください」
私は笑顔で言ってあげました。そして……。
「もし私の言いつけを破ったら」
そこで何故か、カトレアがガタガタと震え始めました。そんなカトレアの様子に気付いたティアは、盛大に顔を引き攣らせます。
「罰を与えます」
とびきりの笑顔で……。しかも、平坦な声で言ってあげました。何故か2人は首を必死に縦に振っています。分かってくれたなら良かったと思い、私は自分の部屋に戻りました。今後、ゆっくり眠れる日が増えそうです。
と思
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