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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
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だ》られました。まあ、この場合は強請(ゆす)るとも言いますが……。

 結果。私が出した案は、来年の3月中にカトレアの治療を済ませ、入学と卒業をしてもらう事でした。そして私達の入学に合わせ、教師として学院に行ってもらう事です。

 当然。カトレアは渋りましたが……

「ルイズの事は、カトレアにも手伝ってもらいたいのです。辛いかもしれませんが、3年間だけの我慢です。ルイズの為に耐えるカトレアを、私は愛おしく思いますよ」

 3年間一緒にいる為に、3年間我慢するという矛盾した答えですが、カトレアは頷き私に抱き付いて来ました。そして私の耳元で……

「今は騙されてあげる」

 平坦な声で呟かれました。……怖い。めっさ怖いです。本心だったのに何故? いや、本心だったからこそ、この程度で済んだのかもしれません。

 完全に硬直した私は、カトレアにされるがままにスリスリされました。



 それから数日の間を開けて、公爵からもう一通手紙が来ました。内容は“アズロックが年明けに、国王から呼び出される”と言う物でした。理由は塩の値段が、じりじりと上がって来ている事です。最新の塩の値段は、去年の倍近い値段になっていました。恐らくバカ共の買い占めが原因でしょう。呼び出された父上は、国王よりゲルマニアの塩輸出量増加を嘆願する特使に任命される予定です。

 そうなれば、父上は直ぐにでもゲルマニアに発たなければなりません。塩の在庫は十分(現状でトリステイン王国の約1年分)に溜まっているので、父上が帰って来たら塩爆弾起爆準備完了です。後に一番効果的な起爆タイミングを、父上とカロンを交えて入念に話し合っておく必要がありますね。

 塩爆弾については、来年のお楽しみと言う事で今は忘れておきます。王立魔法研究所研究員(エレオノール)様が帰還した事で、ようやくティアが大手を振って歩ける様になりました。何時までも放っておけないので、カトレアにティアを紹介する事にしました。しかし予想に反して、カトレアとティアは意気投合し仲良くなったのです。

 ……意外です。物凄く意外です。仲が良いのは歓迎ですが、この展開は予想外でした。カトレアからすれば、使い魔の1匹位どうって事無いでしょうが、ティアは騎獣(オイルーン)の件を鑑みるに絶対良い顔をしないと思っていました。

 カトレアが散歩の休憩時間に、ティアを膝の上に乗せ優しく撫でているのを偶然見かけました。深窓の貴族令嬢と黒猫の取り合わせは、見て呉れ的に合わないと思っていましたが、カトレアとティアを見る限りそうでも無かった様です。(まあ、カトレアとティアが例外なのかもしれませんが)

 私も書類仕事の時間を確りと取り、その時間は別荘に戻る様にしました。時間帯は一定しませんでしたが、カトレアも私の休
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