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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
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 こんにちは。ギルバートです。カトレアに説かれて、公爵とカリーヌ様に情報を一部開示しました。原作からズレすぎない様にする為に、嘘を重ねる罪悪感で押し潰されそうになってしまいました。

 私はルイズとサイトに、心の中で謝罪しておきました。……それで許されるとは思いませんが。

 公爵から「ルイズを頼む」と言う手紙が来てから、父上と母上を呼び出してドリュアス家家族会議を開きました。カトレアにも出席してもらい、ルイズの系統も含め「公爵との約束で、トリステイン魔法学院に入学する時期を遅らせます」と、話をしました。

 最初は全員呆然としていましたが、父上と母上は納得した様に頷きました。

「入学の件は問題ない。公爵にこれまで受けた恩を、少しでも返せる様に努力するのだぞ」

 父上はそう言うと、母上の方を見て頷きました。

「それじゃあ、家族会議は終了ね。ディーネちゃん。アナスタシアちゃん。一緒に温泉に……」

 私は驚きました。父上と母上は、これだけの情報を持つ私を追及しないのです。思わずカトレアの方を見ると、目が合いました。その表情は驚きに包まれています。間違いなく、私も同じ表情をしているでしょう。

「待ってください!!」

 この状況に抗議の声を上げたのは、ディーネでした。マギの正体を知っている人間は、何故私が虚無に行きついたか分からないのです。そして私は、その説明をしていません。いざとなれば、原作知識の存在を話し、その内容は一切話さない心算でした。

「ディーネちゃん。ギルバートちゃんが信用出来ない?」

「そ それは……」

 母上の言葉にディーネは言い淀み、アナスタシアは不安そうに私を見て来ました。

「ギルバートちゃんが話さないと言う事は、話せないと言う事よ。私とアズロックは、ギルバートちゃんが話してくれるまで待つと決めたの」

 母上の言葉に、私は呆けてしまいました。

「だから、ディーネちゃんも……ね」

 ディーネは、渋々と言った表情で頷きます。

「しかし、アナスタシアちゃんは良かったわね♪ 大好きなお兄ちゃんと一緒に、学院に行けるわよ♪」

(母上!! その話題は止めて!!)

 私は心の中で悲鳴を上げました。アナスタシアは物凄く喜びましたが、ディーネの反応は言わずもがなです。それより恐ろしかったのは、カトレアですが……。

 この会議の後に、カトレアから「一緒に学院に行ける様にして」と、お願いされました。私は反射的に「無理」と答えておきました。そう、世間体的(年齢的)に無理なのです。20歳超えてからの入学は、オールドオスマンと公爵も流石にダメと言うでしょう。

 しかし次の日、ディーネが「一緒に入学する」と言い出し父上達が了承すると、今度は本格的に|強請《ね
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