第九話 鬼
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・・・!!』
首を掴んでいた腕がホラーの口を強引に開かせると・・・
『アガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
強引に開かせたホラーの口に向かって狼風剣を突き刺す闘真。
声にもならないホラーの断末魔の叫びが周囲に響き渡った。
無残な姿でホラーが消滅すると、同時に闘真の鎧が解除された。
「・・・・・・・・」
ホラーの倒し方に嫌な感触を覚える闘真。
「これで・・・三杉さんは前に進める・・・俺はそう信じる・・・」
何処かやるせなさを感じながらその場を去る闘真。
そして
「ん・・・ん・・・」
戦いが終わったと同時に三杉が憑き物が落ちたように目を覚ました。
「三杉さん?」
「闘真が・・・やってくれたのか?」
自分の中から落ちた憑き物を本能的に感じ取る闘真。気絶する前に闘真の言った言葉をその心に刻んでいたのだ。
すると山小屋に向かって知らせが届き若葉がその知らせを見ると歓喜の声を上げた。
「三杉さん!」
「?」
「奥さんが目覚めました!!」
「!・・・う!・・・うぅう!」
陰我が消滅したように目を覚ました三杉の妻。その知らせを聞いて涙する三杉・・・一人のはぐれ騎士の人の心が斬り祓った陰我をその旨に刻むのだった。
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