面白ければ何でも良い。
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ら、お偉い貴族のお坊ちゃまとかもいるんだけどさ、そんなプライド高くて、若さ故に不安定な連中が必至こいてる中、俺Tueeeがしまくれる……傍若無人な態度とっても誰も俺に逆らえる奴は居ない……もう、もう、貴族連中の悔しそうな顔が面白すぎて、大爆笑ですよ!
「平民なのに貴族様に逆らえるなんて素敵!」なんていって平民共が集まってきちゃってさ、俺のことを担ぎ上げて、貴族派VS実力のある平民派みたいな感じで派閥争いになってたりもするんだけど、そういうのもやったこと無かったから超面白いです!
……小せぇ野郎だなって思った? ま、好きに思えば良いさ! 面白ければ何でもいいんだよん!
ああそうだ。 説明しないといけない事が一点あったや。 どうやら、俺は人間じゃ無いっぽい。
なんつーかね、ゲームキャラの年齢を操作できるみたいに、自分の肉体の年齢設定を変更できるみたいなんだよ。
試してみた結果、5歳〜60歳くらいまでなれました。 身体は生前のと違って、ゲーム用に設定した人外レベルのイケメンだから、5歳はスゲー可愛いショタっ子だし、60歳も渋くて素敵なオジサマですよ。
冒険者は30歳くらいの姿でやってるんだけど、学園は17歳から入学可能だから、今は18歳の姿で通ってる。 つまり2年生だね。 4年制の学園で、卒業時は20歳だね。
各学年S〜Fクラスまであって、実力順になっています。 Sクラスはお貴族様な家柄も必要なんだけど、俺の場合実力がずば抜け過ぎてて、AクラスだとSクラスの立つ瀬が無いから特別措置として平民ながらもSクラスにいます。 いやぁ、四面楚歌ですよもー☆
そんなこんなで俺は元気一杯楽しくやってます☆
親愛なる父上と母上もお身体に気を付けて、元気に楽しく暮らせるよう頑張ってくださいませ〜!
ではでは、アデュー☆
◆
一人の少年が、イライラしたように速足で廊下を歩いていた。 赤い髪に青い瞳の少年は、学校全体で見ても数の少ないSクラスに在籍しており、実家は王国の大貴族である紛うこと無きエリートだった。
校舎は静まり返っており、少年の足音だけが響き渡る。 当然だ、最後の授業が終了したのはとっくの昔なのだから。
では、何故この少年が校舎をうろついているかと言えば、単純明快、忘れ物だ。
(ちっ。 俺としたことが……こんなとこアイツに見られたら――)
少年がらしくない己のポカミスにイライラしながらもSクラスの扉をガラリと開ける。
――そこには、思わぬ先客がいた。
丁度少年が思い浮かべていた『アイツ』こと、ヒイラギ=カズサ。 平民ながらも圧倒的な実力でSクラスの座を手に入れた実力者であり、優等生。 そして、多くの平民から慕われる人格者……と、言われているが、少年は『人格者』という一点
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