第七話 号竜
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オオオオオオオオオオオオオオ!!』
力負けし始めるジャグルが苦し紛れに薙刀を吹き飛ばすとイルバが何かを感じ取った。
『闘真!一撃で決めろ!』
『一撃?』
『狼風剣と薙刀の力を合わせるんだ!』
『よし!!』
礼羅の言い分を忘れていた。薙刀は限りなく魔導馬に近い号竜。即ち魔導馬じゃない。
闘真が薙刀の背から降りると薙刀は跳躍し各部が折りたたまれると薙刀の両肩に狼風剣が合体し巨大な弓となった。
・・・破魔風刃弓・・・
『!?』
『うわ・・・ビックリ好きな礼羅のやりそうな物だね・・・』
イルバが驚きの声を上げると闘真が破魔風刃弓を構えると光が駆け巡り薙刀の頭部の刃に集められる。
『ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!』
ジャグルが咆哮を挙げ突進すると闘真は狙いを定め光の矢を放った。
『!!』
ジャグルの胸を光が貫き巨大な風穴を開けると消滅するジャグル。
そして戦いの終わりとなり鎧が還って行くと薙刀も元の形態に戻り更にバルチャスの駒へと戻った。
駒を拾い上げる闘真は一言つぶやいた。
「よろしくな・・・薙刀」
そう言うと闘真は薙刀の駒をコートにしまうと次なる戦いの場へ赴いた。
その背を見つめる男の姿に気付かず・・・
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