第六話 退化
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魔戒棍で丁寧に防ぎながら闘真が身動きを取れなくなる。
だが徐々に目が慣れていきザリアが自分に飛び掛かった瞬間魔戒棍の一撃を浴びせ叩き落とした。
するとザリアが尻尾を取り出し闘真に向けて突きを放った。
余りの衝撃に吹き飛ばされる闘真は背後のコンテナに叩き付けられてしまう。
硬質な尻尾の突きを受けながら闘真が押されると足に尻尾を巻きつかれ動きを封じられてしまいザリアが大きな口を開き闘真に向けて光を放とうとすると・・・
「闘真さん!!うわああああああああ!!」
「タカヤ!!」
応援に駆け付けたタカヤが闘真に繰り出される光を浴びてしまった。
タカヤから光が抜き取られると満足したのかザリアはその場から去っていってしまった。
「待て!!」
闘真がザリアを追いかけようとするがイルバが止めた。
『闘真!待て!』
闘真が振り返るとそこには顔に合わない大きさの眼鏡を付けて泣く赤ん坊の姿が・・・
『闘真・・・』
「まさか・・・」
『どうやら餌食になっちまったな・・・』
魔戒棍を納め目の前で泣いている赤ん坊になってしまったタカヤを見る闘真。するとイルバが何かを感じ取った。
『闘真!後ろだ!』
「え?」
闘真が後ろを振り返ると投具の様な物を投げつけられ闘真の頬を掠め傷を着けると投具は背後の廃材に突き刺さった。
その先には全身を覆い尽くすようなローブに身を纏った人物が立っていた。
その人物・・・アルターは闘真ではなく乳児化したタカヤに視線を落とすと何事も無いように去っていこうとするが闘真はある事を悟った。
「てめぇ・・・タカヤを狙ってる奴か?・・・!!」
素手で刺さっている投具を叩き落とすと立ち上がる闘真。
それを見るアルターは興味無さそうに呟いた。
「ふん・・・所詮偽りの鎧の騎士か・・・謎の鎧と聞いて様子を見に来たが・・・貴様にはようは無い」
「くそぉぉキザなあいさつしやがって!!」
アルターが振り返り立ち去ろうとすると闘真の上段蹴りがアルターの肩にヒットするが衝撃が無い。
攻撃されたことにアルターが振り返ると闘真は上段・中段と蹴りを入れるがアルターはぶれもせずに鉄球の様な衝撃の拳を闘真の溝に入れた。あまりの衝撃に闘真が蹲ると今度は肩に一撃を加え完全に闘真をよろけさせた。
「く・・・すぅぅぅぅぅ・・・・・」
よろけながら体制を立て直す闘真は呼吸を整えアルターに向かって構えた。
そして
「せいやあああああ!!」
若葉直伝の飛び蹴りである若葉キックを繰り出す。
「はああああああああああ「!!」うわあああああああああ!!」
一瞬アルターの身体に突き刺さるがあっさり薙ぎ払われ
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