第四話 人斬り
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た。
風が舞う森の中、瞑想する斬十郎は一人待っていた。
・・・闘真を
「・・・来たか」
斬十郎が目を開けるとそこには闘真の姿が・・・
決意を込めた闘真は歩みを止め斬十郎の前に対峙した。
「あんた・・・こうするしかないのか?」
「・・・くどいぞ・・・所詮俺は人斬り斬十郎・・・斬ることでしか自分を証明できない闇に堕ちた騎士だ」
魔戒剣を抜く斬十郎。
「・・・そんな事で・・・お前の死んだ奥さんが喜ぶのか?・・・・・!!」
闘真も斬十郎にこたえるように魔戒刀を抜刀した。
「昨日の棍じゃないのか・・・」
「切り札を持ってきたって所だよ・・・俺が覚悟を決めた証の剣だ」
「・・・変わった魔戒剣だな・・・!!」
斬十郎が闘真に向かって踏み込み一撃を入れた瞬間。
「!!」
闘真の魔戒刀が斬十郎の一撃を受け止めた。
斬十郎の一撃を受け止めたことに驚く闘真。
すると斬十郎は闘真に二撃三撃と打ち込んでくる。
驚くべきことに魔戒刀は闘真の手にかなり馴染んでおり斬十郎の強力な一撃を次々と受け止める強度を誇った。
だが扱うのは所詮剣術に置いて未熟な闘真。剣の性能が良くても徐々に追い詰められていく。
「!!」
遂に押し負けてしまい吹っ飛ばされた闘真は斬十郎の一撃を食らってしまった。
「く!!」
後方に飛んでいた為斬り口が浅くダメージは比較的に軽いがまともに食らっていたら確実に絶命する。
「く!!」
体勢を立て直した闘真は再び構え直し斬十郎に飛び掛かるが一撃が丁寧に受け止められてしまう。
「剣の性能が良くても・・・扱うのが貴様じゃな・・・」
「うるせえ!!」
斬十郎を得意の体術で蹴り飛ばすと魔戒刀を地面に刺した。
「!!」
何かの法術を施すと魔戒刀を媒体に炎を放った。
「!!」
闘真の技に一瞬怯んだ斬十郎。すると闘真は魔戒刀を引き抜き怯んだ斬十郎に追撃した。
「であああああ!!」
闘真が斬十郎に飛び掛かった瞬間。
「!!」
笑みを浮かべた斬十郎の血飛沫が舞った。
「ごは!!」
出血しながら肩を斬られ倒れる斬十郎。
すると闘真が駆け寄った。
「お前!わざと避けなかっただろ!!」
「・・・何を言う・・・俺は貴様に戦って負けた・・・」
「てめえ!!ふざけてんのか!?」
斬十郎を無理矢理起こした闘真。だが斬十郎は戦って負けたと言い張る。
「・・・俺は人斬り・・・死ぬなら・・・戦って・・・死・ぬ・・・」
「まさか・・・お前・・・ずっと死に場所を求めて・・・」
斬十郎の今までの戦い。
鎧を召喚
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