暁 〜小説投稿サイト〜
牙狼〜はぐれ騎士〜
第三話 戦友
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り付け包帯を巻く若葉。

「馬鹿ドジ!何で逃がしちゃうのよ!?」

「・・・面目ない」

「たくこんな傷こさえて・・・あんたが逃がしたホラーがもっと人を食らうんだよ!?騎士を志すならそれを自覚しなさいよ!!」

「わかったよ」

治療が済んだ闘真はコートを纏った。

「ちょっと!?」

「落とし前をつけてくるよ!!」

何かの決意をした闘真は山小屋を後にした。

「たくしょうがないな・・・」

闘真の背中を見送った若葉は自分の山小屋に戻り物置から何かを取り出した。











夜のオフィス街

「・・・・・・」

周囲を警戒しながら闘真がブレドを探していた。

『若葉に言い負かされたからって闇雲に探すなよ』

「うるせえ・・・お前もとっとと探せ」

『へいへい』

やけくそになった闘真の指示で周囲を探し始めるイルバ。

すると

『闘真・・・厄介な奴が背後に居るぞ?』

「!!」

闘真が振り返りざまに拳を放つと何者かがそれを受け止めた。

「危ないな〜」

「・・・若葉」

闘真の拳を受け止める若葉は何やら長い袋を持っていた。

「何しに来た?」

「あんた一人じゃ頼りないでしょ?あたしが着いてきてあげる」

「恩着せがましいな・・・」

無理矢理着いてくる若葉に呆れながらも闘真はブレドを探し始めた。

『良いのか闘真?あんな嬢ちゃん連れてきて』

「相手は女食いのホラーだ・・・あいつが餌になってくれるよ」

『お前若葉を普通の人間としてみてねえだろ・・・』

「あいつの家魔戒騎士に仕えてるんだぞ?普通の人間のはずあるか」

「もうごちゃごちゃ言わないの!!」

闘真のイルバの痴話喧嘩に呆れたのか若葉が仲裁した。

「もう!折角餌になってあげてるんだから喧嘩しないの!」

「・・・ばれてる」

『・・・食えない女』

闘真のイルバの思惑をすぐに見抜いた若葉。

口紡ぐしかない闘真。

すると周囲の空気が変わった。

『お出でなすったぜ』

「!!」

イルバの警告に闘真が魔戒棍を構えた。

すると

「うわ!!」

空中から現れたブレドが若葉をさらって飛んで行ってしまった。

「しまった!」

闘真が後を追いかけようとするが・・・

「え!この!この!!このおおおお!!!」

ブレドを殴りつけ危機を脱した若葉は空中から落下するがビルの隙間をクッションにし着地した。

「!!」

長袋から三節棍を取り出す若葉。

そしてブレドも若葉の前に舞い降りる。

『ホォ・・・ソウルメタルヲアヤツルオンナカ・・・』

「甘く
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