序章・舞い降りた戦士達
第一話
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も消えてもらう!」
光の槍を投げる堕天使達。だが、ボリスが前に出て腕をクロスさせ、それを防いだ。
「バカな!?」
「何故彼らにあんな事を!」
堕天使達が驚愕する中、ボリスが叫ぶ。すると、堕天使達はヤケクソぎみに答えた。
「ただ裏切り者を処分しただけだ!」
「裏切り者だと!?」
「そうだ。その男は堕天使でそこそこの地位にいながら、人間の女などと結婚したのだ!!」
「しかも二人も子供をつくっていた!至高の存在たる堕天使に人間の血を混ぜるなど言語道断だ!!」
そう叫ぶ堕天使達。それを聞いた正義と平和の戦士たるボリス、玄、ACトレインそしてNダガーとヒトの心の持つ可能性を信じるメイの怒りが爆発した。
「自分達の種族こそが至高だと!?」
「ふざけた事をぬかしおって!!」
「しかも他種族と手を取り合う事を裏切りなど!!」
「赦せん!!」
「悪質な転生者の前に、貴様らを退治してやる!!」
「やれる物ならやってみろ!!!」
堕天使は再び光の槍を投げた。だが、それはまたしてもボリスの装甲に防がれる。
「そんな馬鹿の一つ覚えみたいな攻撃が通じるか!!」
そう叫ぶボリス。さらに、その背後からメイが飛び上がり、右腕に装着した融合カノン砲(ダンボール製)からビームを放つ。
「ごぼっ!?」
「がばっ!?」
それは見事堕天使二人に命中し、撃ち落とす。
「でやあ!!!」
「もらった!!!」
さらに、下で待ち構えていた玄とACトレインがそれぞれ拳と巨大なレンチで上へと打ち上げた。
「こいつでトドメだ!!」
最後に、ボリスが両肩のキャノン砲を展開し発射する。
「堕天使らしく地獄に堕ちろ!!!」
「「ぐわああああああああああああああ!!!」」
そして、堕天使二人はボリスの放ったビームによって消し飛んだのであった。
《十花Side》
「大丈夫か?」
私達を襲った堕天使を撃破した五人組が声を掛けて来た。
「あ、ああ・・・」
私は未だにさっき起こった事が理解出来ず、頭が混乱していた。
「おい!早くこの人を病院に運ばないと危ないぞ!!」
その時、電車から変形したちんちくりんなロボットが叫んだ。
「そうだったな。トランスフォーム!」
すると、それを聞いた巨大ロボがパトカーに変形した。
「さあ、早くその人を乗せるんだ!」
パトカーがそう言って後部座席のドアを開けると、銀髪赤目の女と大柄な男が母さんを後部座席に運んだ。すると、パトカーは今度は私たちに言った。
「君たちも来てくれ。色々と説明がしたい。」
何も分からない私たちはそれに従うしか無く、パトカ
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