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違った生き方
第四章
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「確かに美味しかったよ」
 それは確かだとだ。テルグも答える。だが、だった。
 本当に不思議な顔で首を捻ってだ。彼は言うのだった。
「けれどそれでもこれは」
「これは?」
「モンゴルにない味だね」
「中国だからな」
「味付け濃かったね」 
 少し困った顔でだ。テルグは言った。
「油も多かったし。炒めたりとか」
「中華料理ってそんな料理だぜ」
「色々な味付けがあって」
「醤油とか味噌とか胡椒とかな」
「味付けは塩だけでいいと思うけれど」
 首を傾げさせながらだ。彼は言うのだった。

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