1-3呪われた地下壕
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だろうと適当な結論を出すと、軽い体操をする。
「よし、連れてってくれ」
ミールは手を突き出すと空間が歪んでいくと、カインは足を進めた。
薄暗かった裏路地から神殿の柱の前に出てきた。そのまま柱に隠れると機関の兵士が警備に当たっていた。装備はアサルトライフルだけであり、容易に無力化出来るだろうと無防備にも歩いて出た。
「おい止まれ!身分証明出来るものを提示してもろうか」
ローブで姿を隠しているため一発で素性がばれることはなかった。
「さっき検問で済ませたんだが」
口調を落ち着かせ物腰も柔らかくし、なるべく丁寧に喋りかけた。
「ここでもう一回確認することになってる、それとフードを取ってもらえるか?」
以外にも抵抗せずフードを外した。2秒程凝視されると気付いたのか。一人の兵士が言葉を発した。
「お前は買Kハ!」
左の奴のアサルトライフルを取り上げると銃口で鳩尾を突き兵士は腹を抑え踞る。そのまま右を振り向くと銃口を向けられる。自分の持つアサルトライフルの銃口で敵のアサルトライフルの銃口を弾くとカインはアサルトライフルを捨てる。そして敵が撃ち出した弾丸はカインには当たらず後ろの壁を抉る。銃口が自分に向けられていない間に懐まで距離を詰めると、右手で銃を抑え、鳩尾に左腕の肘打ちを打つとそのまま流れるように鼻柱に裏拳を決め、足を引っ掛け相手を背中から落とすように投げる。後ろで踞っていた兵士は背後からナイフで切りかかる。それを最小の動きで避けると相手の背後を取り、大振りの攻撃を外した兵士は体が前に流れていく、その兵士の軍服の襟を掴むと自分に引き寄せ、後頭部に肘打ちを放ち、もう一度襟を掴むと足払いと襟を引くことにより投げる。2人の兵士を無力化し、通信機も破壊しておいた。これで少しの間は見つからないと思い進む。
カインは神殿の奥に進むと地下に続くであろう階段を発見すると、その先から感じる魔力にこの先にクリスタルがあることを確信し、足を進めると大量の砂が地面を埋め尽くしており、等間隔に松明が配置されている。砂に足を取られるが気にせず進んでいく。
五分程歩くと大広間に出る。天井も先程の二倍程になり、天井には二つの陣営が戦っているように見える壁画が描かれている。そしてどこか不気味な雰囲気が出ている。そんな雰囲気を壊すように歩き出した。そして丁度真ん中辺りに来ると右足を誰かに掴まれる。
「クソ!なんだこいつ!」
足を掴んできた正体は人間の骨だ。血管も筋肉も皮もない手に掴まれる。振り払おうと右足を荒く動かすが全く離れず、敵の数は増える。今度は左足を掴まれ、辺りからは手が地上に出ようと動き、頭を出し、胴体を出し、足を出し始めた。左手で愛銃を取りだし、右手で背中に背負っている長刀を取り出し、攻撃
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ