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違った生き方
第一章
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しだ。友人達はその彼にさらに話していく。
「奇麗な服が一杯あって」
「もうお金だって山位あって」
「羊の肉や乳だけ食べるんじゃないらしいよ」
「とにかく凄い国らしいから」
「わからないよ、そんな国があるなんて」
 最早だ。彼の想像の外にある話だった。
「おとぎ話を聞いてるみたいだね」
「けれどそれでもそうした国もあってね」
「そこに行く人もいるから」
「相撲をしにね」
「それにだよ」
 友人達はさらに話す。
「モンゴルだって変わったじゃない」
「そうそう、共産主義じゃなくなったし」
「あのソ連も去ったし」
「資本主義になったんだよ」
「自由化して」
「まあそのことはね」
 どうかとだ。テルグも応える。

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