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Angel Beats! the after story
彼女が歌う希望の歌
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ちょっとした騒動で一時中止した開会式だがすぐに始まった。だが、そこには俺たちの姿がなかった。
「ほんと〜〜〜は殺したいほどなんだけど、ユイたちが気絶してたおかげで音合わせの時間が迫ってきてるから、後で絞ってあげる」
ユイたちを気絶させたのはお前だろ!とは恐れ多くて言えない。
「じゃあ早速やりましょうか!ゆりっぺ先輩」
復活したユイが張り切っている。まぁ、憧れの岩沢と同じ会場ですぐ近くで演奏できるんだ気持ちは分からなくもない。
「分かったわ。そうそう、直井くんライブで邪魔が入らないように学園長に釘を刺しといて頂戴」
「何故僕がお前の……「音無くんの頼みよ」了解した!僕の権力をちらつかせよう」
政治家がこれほどまでに遠慮なく権力を使うとかダメじゃね?
「じゃあ早速始めるわよ!みんな楽器の準備よ!」
「「「おう!!」」」
えっ?TKがいないって?バックダンサーは、いらないと一同賛成したから照明係にクラスアップしたので、照明をいじっている。
みんなで音合わせを始める。
ユイはともかく、俺や日向、ゆりもこの短い期間で相当腕が上がったと思う。一応、曲も全て弾けるようになったし首尾は上々。
後は本番を残すのみ。
俺がガルデモの曲を初めて聴いたのは、オペレーショントルネードの時だったな。橋の上で、かなでに銃を構えている時に聴こえてきた『Crow Song』あんまり耳に入ってこなかったが、あとあと聴いてみて心が盛り上がる…そういう曲だった。
今、その曲を超える曲をあいつらに聴かせてやるよ!
☆
体育館にはたくさんの生徒や一般人がひしめき合っていた。
私もあっちの世界で大勢の生徒の注目を浴びながら歌っていたから、この程度なんでもないです。
「緊張してるかユイ?」
私の彼氏のひなっち先輩が優しい笑顔で聞いてくる。毎回この人の笑顔を見ると勇気づけられます。まぁ、そう思うのは私だけかもしれませんけどね、テヘヘ。
「い〜え、逆ですよ。楽しみです。私の音楽がずっと憧れてた岩沢先輩に聴いてもらえるですから」
「そうかい、よかったなユイ」
そう言って、私の頭の上に手を乗せるひなっち先輩。少し照れますがとっても気持ちいいです。
マイクに電源が入る音が聞こえてくる。
「長らくお待たせしました。これより、特別ゲスト!Girls Dead Monsterの皆様のライブです!」
言い終わると同時に割れんばかりの歓声が鳴り響く。
今、私たちが隠れている場所はステージ脇の左側の倉庫。
タイミングを見計らって登場する手はずとのことで。
「みなさんこんにちわ!Girls Dead Monsterのボーカル&リズムギターを担当する岩沢だ!よ
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